野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

チェンバロも弾きました

山口にて、ピアノソロのコンサートを行いました。そもそも、YCAM山口情報芸術センター)の開館プレイベントとして、山口アートマネジメント隊という企画に、2001年〜2004年にかけて関わり、「しょうぎ交響曲の誕生」というコンサートを実現させることができました。その時の野村チームは、今でも細々と続いていて、YCAMとは独立して、野村誠企画を行ってくれているのです。

今回は、野村のピアノソロを聴きたい、という要望が少なからずあった、ということで、ピアノソロをしました。ところが、会場にチェンバロがあり、そのチェンバロがあまり使われていない、ということで、チェンバロも弾いて欲しいという要望もあり、チェンバロも弾きました。

チェンバロの演奏を聴いて、「シンセサイザーのようなチェンバロでした」という感想もありました。チェンバロは、過去の楽器というわけではないので、チェンバロに触れながら、そこで新しい音楽が立ち上がってくるのは、本当に面白いです。

えずこホールで生まれた「振り子奏法」もやりましたし、「福岡市美術館」の21曲から11曲弾きましたし、あいのてさんのレパートリーから「庄助さん」を一人でやったり、pou-fouのレパートリーから、「ゴジラ」や「AB」なども弾き、自作のピアノソロ曲も「クリミ」、「オルガン弾きペンギンになる」ほか多数弾きました。