野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

鍵ハモ・ワークショップ

6月より、国際芸術センター青森にて滞在制作中ですが、滞在が残り1週間をきりました。本日は、小学生が芸術センターを訪ねてきました。ぼくも、短い時間ですが、2年生約60人と、鍵ハモのワークショップをしました。だいたい以下のような内容。ほとんど、子どもの反応に合わせて進めました。

1)鍵ハモ実演
2)奏法解説
3)ぼくの演奏に刺激されて、子どもが超速弾きをしていたので、全員で速弾き
4)別の子どもが頭で演奏していたので、全員で頭で演奏
5)頭で弾くのと指で弾くのとどう違う?と聞いたら、頭の方が音がいっぱい、と言うので、では、音の少ない演奏をしようと、一本指演奏。
6)一本指演奏が、みんな白鍵を演奏したので、一本で黒鍵演奏
7)白と黒とどう違う?と聞いたら、黒の方が高い、と子どもが答えたので、黒鍵で高い音を演奏し、白鍵で低い音を演奏
8)鍵盤を揺らしながら演奏している子どもがいたので、ビブラートをかけながら演奏
9)それを空を眺めながら
10)鼻で息を送って演奏する子どもがいたので、鼻でやってみる。
11)声を出しながら演奏している子どもがいたので、声を出しながら演奏
12)2人前に出てきてもらい、声を出しながら演奏して会話をしてもらい、実際に何を言っていたかを、後で説明してもらう
13)最後に、学校で鍵ハモでやっている曲を演奏してもらう(「カッコウ」と「子ギツネこんこん」)
14)その曲を野村が鍵ハモで演奏して終了

その後、公立大学吹奏楽部の人々と「音楽畑」のリハーサル。いよいよ、明日が本番です。