野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

応援しています。応援ているからーーーー。応援しているゾーーーー。無理しすぎるなヨーーー。愚痴も誰かに少しくらい言うんだよーーー。おーーーーーーーーーーい。とにかく、生きてて無事でいてくれーーーーーー。

インドネシアからインターネットのみの情報で、日本の状況を見守っています。こちらで、想像しながら、書いているので、的外れなことも多いかもしれませんが、その辺はご容赦下さいね。1)とにかく無事を祈っています。それと、心底応援しています。力にな…

インドネシアの実験的な音楽教育

早朝、バスに乗ってマングナン小学校を目指す。バス停のキップ売りのお兄さんに 「地震で、家族は大丈夫?」 と尋ねられる。 「家族は遠いので大丈夫だけど、友人が仙台にいるので心配だ」 と答える。 このバスにも乗り慣れてきて、降りるバス停が来ても、ぼ…

今できること、何でしょうか?

まずは、インドネシアで情報を集めながら、皆さんの無事を祈っております。今、思っていることを、ざっと書こうと思います。皆さん、不安も大きく、色々情報も飛び交っていると思いますが、まず、休める環境を協力し合って、作れるように、祈っています。誰…

ギギー君と鍵ハモセッション3回目

ギギー君との鍵ハモセッション3回目。ギギー君が、せっかく「バニワンギ」の音楽をCDに焼いてきてくれたが、フォーマットが違い、聞けなかった。この曲は次回にやることに。そこで、前々回やったロングトーンの即興を聞いてみる。 「どう発展させようか」 …

メメットさん

ジョグジャ芸大大学院にて、ミーティング。ジョハンさんより、作曲家のブディさんを紹介される。芸大のオーケストラの指揮者で、西洋音楽のスタイルだが、インドネシアの音楽を題材にした作曲をしているらしい。しばらくすると、作曲家のメメットさんがやっ…

皆さん、ご無事を祈っております

宮城で大きな震災があったとのニュースを聞き、インドネシアで大変心配しております。えずこホールでの「ホエールトーン・オペラ」、「十年音泉」、「キーボード・コレオグラフィー・コレクション」、「らくがっき」で関わった皆さん、ご無事でありますよう…

夜@家のスタジオ

夜、スボウォさんが訪ねてくる。電話とかなく、突然やって来るのは、携帯のない時代からの風習が残っているのだろうと思う。かばんにはペナ(インドの弦楽器)が入っている。予想以上に小さなかわいい楽器で、音も柔らかく小さい。ペナと鍵ハモでセッション…

昼@大学院

午後は、大学院の「音楽の創造1」の授業。今日はロイケ先生の授業だ。だが、1時からと言っていたが、どうせ定刻には始まらないだろうと、1時20分頃まで、講堂でピアノを弾いて、そろそろかな、と思って行ってみると、教室はカギがかかっており、学生が…

朝(@民族音楽学科)

ジョグジャの芸大の民族音楽学科(Jurusan Etnomusikologi)を訪ねる。スボウォさんの紹介で、マレーシアから1ヶ月研究滞在中のシャハヌムさんに会うためだ。西洋音楽をやるのが芸術音楽科、ガムランをやるのが伝統音楽科なのだが、それとは別に民族音楽学…

「音楽の創造1」3回目〜ジョグジャ芸大大学院にて

ジョグジャの芸大の大学院の「音楽の創造1」に、今日も出席。授業が始まる1時間ほど前に大学院に行きピアノを弾いていると、院生のリンダさんが来て、貸していたぼくの譜面を返してくれる。 「ピアノ何弾いているの?聞いていていい?」 と言うので、色々…

中学校の校歌とわらべ歌

スボウォさんと入れ替わるように、中学校の音楽教師パルチアントが訪ねて来る。パルチアントの中学校の校歌のメロディーを、ぼくが作曲したので、その曲を教わりに来たのだ。パルチアントは何度も練習し、挙げ句の果てに、ぼくの歌を携帯で録音して、譜面も…

スボウォさんとの打ち合わせ

ジョグジャ屈指の天才、スボウォさんが訪ねて来る。インドネシアのアーティストは、あまり経歴を大々的に公開していない人が多いので、その全貌は、謎に包まれているが、間違いなく多才。ぼくのインドネシア語の理解/誤解により得られた(やや不確かな)情…

ジョグジャ鍵ハモセッション2回目〜即興から共同作曲へ

ジョグジャの鍵ハモ奏者/作曲家のギギー君が、鍵ハモを携えて、我が家を訪ねてくる。ギギー君は、才能溢れる芸大生で、オーケストラ曲の作曲/指揮をしたり、インドネシア語やジャワ語や色んな言葉で喋る声のアンサンブル曲を作曲したり、ピアソラのタンゴ…

インドネシアの中学校校歌を作曲

パルチアントの作ってきた中学校の校歌の歌詞に、作曲をする。真面目な感じの曲調で、ペロッグ・ヌム音階で、マーチのリズムにのって、と要望も多かったので、その要望通りに作ってみた。ガムランで伴奏できるように編曲をしていく予定。この歌を、本当に校…

2月20日のブログの感想メールが届きました

知人を通して、堀田正彦(オルター・トレード・ジャパン代表取締役)さんより、2月20日の日記の感想メールが届きました。非常に興味深いので、本人の承諾を得て、転載します。 ジャワ人の協働性について、野村さんが言うように予定調和的にみんなが譲り合…

ルバブ

ルバブ(インドネシアの胡弓)の演奏は、非常に装飾がいっぱい入る。名人の演奏を聴くと、まるで、日本民謡のこぶしのようであり、バロック音楽の装飾のようでもある。この装飾を聴くのは、楽しい。

アコーディオン・トリオ

時間があったら書いておきたい譜面というのが、色々あって、ジャワ滞在中に、そうした作業もしたいと思っている。まず、鍵ハモ5重奏「あたまがトンビ」(2004)を、現在アコーディオントリオに編曲中。ドイツやオーストリアに行った時に、御喜美江さんやグ…

帰ってきたあいのてさん第8回

ぼくがインドネシアに行っている間に、作ったみたいです。こちらは、ネットが遅いので、なかなか見るのが難しいですが、、、。見ました。特に最後の曲がすごく面白いです。必見!

個人的なメモ〜スレンドロのソンゴとマニュロ

スレンドロには、ソンゴ、マニュロ、ヌムの3種類の音階がある。で、ナルト・サプト編集の楽譜集で、スレンドロの曲の楽譜だけを読んでいくことにする。すると、まず、第1巻に出てくる曲のほとんどがソンゴであって、2巻あたりになると、マニュロも顔を出…

「音楽と創造1」から想像する

大学院の授業「音楽と創造1」に出席しようと思って家を出るが、パッ・ロイケより「熱があるので休講」との連絡があって、ピアノを弾いて過ごす。ピアノの練習ではなく、ピアノと会話すること、ピアノの声に耳を傾けることを心がける。ピアノの中音域の鍵盤…

パッ・プラプトのワークショップに自主参加した

ジョグジャに来て4週間が経った。朝、ソロから樅山智子さんが帰って来て、パッ・プラプトのワークショップの話を少しだけ聞かせてもらう。 午後、ぼくは雨の音に耳を傾け、雲の動きを感じ、庭の木々の呼吸を聞きながら、いつの間にか、パッ・プラプトのワー…