野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ホースとリコーダーの出会い

「キーボード・コレオグラフィー・コレクション2009春/東京」の2日目。

低学年チームは、みんな楽器を持参。リコーダーを持って来た子が5人、鍵ハモを持って来た子が6人、トイピアノが一人、ウクレレ一人、木琴一人、ディジリドゥー一人、ほかにマラカス、カスタネット、鈴、カスタネットなど。みんな合奏をしたいみたいなので、何かメロディーを作ってみるかとやったら、あとで楽なように4拍子になるチャンスも何度か設定しましたが、いずれも変拍子になる方を子どもたちが選択してくれたおかげで、8分の7拍子のリズムのメロディーができました。

で、リズムもメロディーも難しいので、なかなかすぐには演奏できないけど、まあ本番まで少しずつ身体に入れていけばいいだろうし、と思って、まずは8分の7のリズムに慣れてもらおうと思っていたら、さらに2小節目に音を二つ増やして、7拍子+9拍子+7拍子にしようと、子どもが言い始める。どんどん自分たちの首をしめていく子どもたち。難易度があがるじゃないか、と思ったら、「そっちの方がいいね」と別の子どもも言う。(今、書きながら思ったのは、7+9で16ビートにしたのかもしれない。だったら、最後の7も変わるかも、、、)

スイッチと震源地は、10日間やり続けようと思うので、最後に少しやりました。

続いて、高学年チーム。こちらは、リコーダーと鍵ハモのホースを持参。そしたら、鍵ハモのホースをリコーダーの吹き口につけて、吹き始めた。リコーダーを鍵ハモのホースで吹くのか。この子らの発想の柔軟さに、感心させられっぱなし。どうして、そんなこと思いつくの!ってことの連続。それから、リコーダーを床に立てると、リコーダーが木のように立っている森みたいになる。これを鍵ハモのホースで吹くのですが、これ、面白い。パフォーマンスとして成立しているのです。さらに、この床に立っているリコーダーの木々を椅子とりゲームの椅子に見立てて、ゲームをすることに。

色々な展開が起こっています。明日は、ホースと組み合わせて使ってみたいものを、各自一個ずつ持ってきてもらうことに。ホースの探求の旅は、つづく。

そして、伊藤キムさん店長をやっている「おやじカフェ」に昨日に続いて来店。週末のみの営業ですが、おやじ達がパフォーマンスをしながら、ウエイターをしてくれるカフェです。とても良い。