赤坂保育園でのワークショップ。
ぼくが作曲家であることを伝えた時に、子どもたちは作曲家という意味も分かりませんでした。で、もうちょっと説明したら、子どもの一人が「おりがみで音楽やる」と言ったので、「おりがみ」を演奏することに。
紙を演奏したことはありますが、おりがみというのは、初めてかも。
特徴は、大きさ、正方形の形、色。おりがみを雑巾にみたてて、床を掃除し始める子もいる。それが、いい音でした。
あと、少ししわくちゃになった折り紙を、机の上にのせ、折り紙の上から机を叩くと、机の音と紙の音がして、ちょっとスネアドラムみたい。
その後、折り紙をタンバリンの上に置いて叩く子どもも現れ、そこから自然に楽器に移行していきました。
みんなが自由に楽器をやっていると、一人の女の子が「リズムを決めてやろう」と耳打ちしてきました。そこで、リズムを決めることに。
子どもに考えてもらったリズムが結構難しいリズムでした。子どもの意見に従っていくと、わざわざ難しいことを選んでいく。そうすると、予想通り、揃わない。ワンポイントレッスンをはさみ、なかなか演奏もいい感じ。いろいろ自分なりに工夫している子どももいっぱいいました。
そして、最後に、楽器の演奏をやっていて、途中でおりがみになって、また楽器に戻る、という曲をやりました。みんな楽器に熱中していたら、急におりがみに移れるだろうかと思いました。しかも、楽器もノリノリで演奏していたのに、想像以上に子どもたちは、瞬時に移り変わりました。
昨日はタンバリンオーケストラ(16人)、今日はおりがみオーケストラ(32人)。ああ、面白かった。
皆さん、お疲れ様。