野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

今日はマコトの日

今週は、山中カメラ(本名が篤)と宮田篤による「Wあつし」と一週間みっちり過ごしていますが、今日は東京です。というのも、ぼくと同じ名前のマコトさんのコンサートを見るためです。

鍵ハモ・オーケストラ「P−ブロッ」のメンバーでピアニストの吉森信(マコト)さん初のピアノソロコンサート。6月に吉森くんに、ぼくのために曲を書いてもらって以来、マコト+マコトで何かをしようと話が持ち上がっています。「Wあつし」ならぬ「Wまこと」ですが、吉森くんの提案で、2台ピアノをやりたい、ということに。

吉森くんは、本当に優れたピアニストで、ぼくも彼とピアノデュオをやるにあたって、まずは、家に生ピアノがないので、ピアノを購入することにしました(間もなく購入)。表現力豊かなピアニストとデュオをやるのですから、ぼくも毎日ピアノが触れる環境を作りたい。しかも、かなり状態のいいピアノを入手するつもりです。

で、まずは、相方のソロコンサートを聴きに行きました。11年間一緒にバンドをしていますが、あれだけのピアニストがソロコンサートをやったことがないのが、不思議ですが、初のソロコンサートです。吉森くんのオリジナル曲、セロニアス・モンクの曲の吉森アレンジ、マイケル・パーソンズの曲、ジャズのスタンダード、などから構成されたプログラムで、吉森くんのピアノの音を、ずっと浴びていられた幸せな時間でした。

一緒にピアノを弾く立場としては、こんなピアニストとデュオができることの喜びとともに、まずは、ピアノを購入してピアノを弾きたい欲求がますます強化されました。一方、作曲する立場としては、ぼくは吉森くんのためにどんな曲を書くのだろう?書きたいのだろう?ということが、楽しみです。

うん。まずは、曲が書きたい。