野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

十年音泉〜弾けないギターアンサンブル

今日は、柏木陽くんお薦めのインドカレー屋さんでお昼ご飯。

ワークショップでは、ギターの弾けない人ばかりで、ギターアンサンブルをしました。みんなで単音を時々爪弾くのは、「なんちゃってフェルドマン」という感じで、かなりきれいですし、劇のどんなシーンにでも転用できそう。このメンバーは、即興で演奏することに抵抗なくやってもらえる。

せっかくギターが弾けないメンバーが、普通にかまえていてもどうかと思うので、わざとおかしな持ち方をしてみました。そうこうしているうちに、それぞれのギターの右手を一人の人が、左手をもう一人の人が弾くように二人の間に楽器がくるようにして、ギターの数珠繋ぎを作ってみました。この奏法をしていたら、みんな演奏に必死で、下をうつむいているのが面白いので、時々合図で全員一斉に顔をあげてもらったら、すごく面白かった。これは、倉品さんに演技指導してもらえるし、矢内原さんに振付してもらえる。

「幻覚協奏曲」に出てくるメロディーと、十周年応援団のリズムを合体させたレゲエ風の曲を作って、練習。ノリがいい。

それから、「幻覚協奏曲」(吹奏楽)のmidi版の音源に合わせて、ソリストが即興をするのを試してみました。どのセクションで誰が即興をするかを、決めました。

十年音泉のタオルを観客に配るので、タオルを使って音楽ができないかを、色々模索。

わたなべなおこさんが、本日が最終回(1月25日から3ヶ月近く中国に行ってしまう)なので、打ち上げ。ご苦労さまでした。みんなに愛されていました。この続きは、倉品さんが引き継ぎます。

晶文社の原稿、一気に書いてます。