野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

3ヶ月のことを2日間で無理矢理把握

朝11時から、明神チームの芝居+倉品さん演じるキチガイ演出家による改訂バージョンを試してみました。もとの良さを生かすところ損ねるところ、新しい面白さを生むところ、いろいろあり、これまで3ヶ月作ってきたメンバー、明神さんの苦労をぶち壊しにしてしまうのではないか、と罪悪感を感じながらも、ワークショップでいじります。

でも、今までの3ヶ月を経ての現状を把握しながらも、乱暴なくらい踏み込んでいかないと、躊躇しているだけで本番までの1ヶ月は過ぎてしまいます。大胆にやるしかないし、遠慮したら、中途半端なものになります。だから、勇気を持って踏み込むしかありません。新しい風景が見えかけて気ましたし、さらに前進しようと思います。

13時から、「ママとパアテルル」の主題に合わせて、矢内原さんに全員が踊れるダンスを作ってもらいました。大慌てで作っていきました。ちょっと、のんびりが足りないのかもしれません。後で、ダンスチームでのワークショップの途中に、矢内原さんは、みんなの気持ちを落ち着けるための瞑想の時間を持ったそうです。それくらい、ぼくがこの2日間で全部を把握しようと焦って、全部見ようと、みんなを不安にさせていたのかもしれません。反省。のんびり、一つずつやらなくっちゃ。

ダンスのワークショップの裏番組で、平土間ホールでのんびり作っても良かったのですが、またまた、今日が、角田市でやっている藤浩志さんの「かえっこ」に参加する唯一のチャンスなので、メンバーみんなで楽器なども持って、30分のドライブで、かえっこに駆けつけました(大盛況でした)。で、そこで、子どもたちと混沌の中で、「ママとパアテルル」の歌から連想する言葉のイメージなどを言ってもらい、帰りの車の中で、子どもたちの言葉から組み立てられるお話などを考えたりしました。

で、平土間ホールに戻って、何をしようかと思った時に、たまたま、奈緒子さんが、「弾けないギターアンサンブル」に触発されて、「吹けない尺八アンサンブル」というのをやったらと、尺八を5本持って来てくれたので、みんなで吹けない尺八アンサンブルに挑戦。これは、意外に面白かった。あと、坂野さんの「テキストのたね」に合わせて、オリジナルの「テキストのたね」を読んでみました。

矢内原チームの本日版の「たいにいず」を見せてもらい、その後、わたなべチームの「たけやぶた」を見せてもらい、さらに、倉品さんがワークショップバンドとわたなべチームで試したい場面をやってみました。

藤さんと舞台の構想について打ち合わせ。なんと、小山田徹さんも藤さんのスタッフとして呼ぶとのことです。

これでダンス、演劇を一通り見れたので、明日からは音楽を見て行きます。明日は、白石女子高の吹奏楽「幻覚協奏曲」、明後日は、えずこウインドの「ママとパアテルル序曲」ほか、週末には、つくしの会児童合唱団、音楽チームの曲、そして、大商ギター部、とみていくことになります。

こたつ屋台の製作が、日々進行中ですよ。ワクワク。