野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

倉品淳子さん、矢内原美邦さん到着

えずこホールでは、焚き火屋台製作中。かなりいい感じ。みんなでウーメンも作って食べたり、いいですね。

本日、えずこホールに、倉品さん、矢内原さん、到着。

ぼくは、キャスト全員に向けての説明の文章を作文。

倉品さん、15時〜17時、第1音泉の映画の予告編みたいなのを、主に明神チームの人と創作。

18時20分〜19時、明神チームの第4音泉を見せてもらう。野村、矢内原、倉品の3人に初めて見せるのは、本番よりももっと緊張するかもしれませんが、みんなすごく頑張ってました。かなり細かいところまで、作りこんできていることは、よく分かったし、みんなの技術の向上もはっきり見てとれました。

19時から、これからの方針について作文した文章を配って説明しました。責任者は、野村だってこと、野村、倉品、矢内原は互いに遠慮せずに、ガンガンぶつかっていける環境を作ろうと思っていること、音楽をつくるように舞台を作りたいこと、などなどを語り、全体を音楽で貫きたいことも言った。

それで、監修の野村誠は、こういう作品を作っています、というメッセージも込めて、ピアノ曲「たまごをもって家出する」を弾いたが、ウォーミングアップなしで、寒い宮城のホールでいきなり弾くと、指がかじかんで動かないことが、よく分かりましたが、この曲は弾き始めたら、もうノンストップで、終わりまで駆け抜けなくてはならないのです。ヘロヘロになりながら、駆け抜けました。これでも、みんなに何かが伝われば、と思います。

その後、柏木チームの「たいにいず」を見せてもらった。柏木くんから自主練を禁止されていた柏木チームは、ボロボロだろうと想像していたら、結構、細かく作られていた。練習ゼロにしては、うまい。第2音泉は、全編通して矢内原さんに振付けてもらってコンテンポラリーダンスの世界を作って、そこに劇を足していこうかと思っていたけど、思った以上に、いっぱい出来上がっていたので、これを下敷きに矢内原さんが振付を足していくような感じになったみたい。

弾けないギターアンサンブルを倉品さんに演技指導してもらい、そこにトイレットペーパーによる「白いマフラー秋の空」が付け加わった。これは、なかなかシュールなシーンになりました。

あと、レゲエ風のたけやぶた大サーカステーマ曲で、観客にインタビューする場面なども考えたりしました。

これで、明日、わたなべチームを見て、藤さんとお話すると、かなり全貌が見えてきます。ようやくスタート地点にたつ感じです。

倉品、矢内原、野村の3人組のチームワークを、これからかためていきたいです。