野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

本屋さん

ロミオとジュリエット」などのバレエ関係のスコアとDVDを探そうと、池袋のヤマハに行ったら閉まっていたので、ジュンク堂でお買い物。ミラノ・スカラ座バレエ団の「ロミオとジュリエット」のDVDを購入。

それから、近藤譲の「音楽という謎」、「音を投げる」(いずれも春秋社)を購入。近藤譲はどっちかにしようと思ったら、「音楽という謎」は、21世紀になってから連載でまとめて書いたもので、「音を投げる」は過去20年くらいの間に別々に書いた様々なエッセイの寄せ集めだったので、2冊とも買った方が立体的な感じがして。

それから、久石譲の「感動をつくれますか?」(角川書店)も購入。現代音楽(ミニマル・ミュージック)の作曲家を辞めて25年たって、今、現代音楽の世界に一石を投じたい、という気持ちになっていると、この作曲家が思っているそうです。

この近藤譲久石譲という二人は、ほぼ同世代で、ミニマルミュージックをよりアカデミックに展開した作曲家と、ミニマルミュージックから商業音楽に移行していった作曲家で、同じ場所から全く逆の方向に進み、音楽的思考の仕方も全然違うので、2人の文章を交互に読んでみようと思う。

あとは、この前、テレビでピナ・バウシュを特集した番組を見たし、フィルムアート社の「ピナ・バウシュ 怖がらずに踊ってごらん」も買ってみました。えずこで矢内原さんとも仕事をするし、ダンサーに言葉で質問をしてそれに答えてもらうところから行う作品づくりなどについて、色々勉強しておこうと思いました。世界中のコンテンポラリーダンスの人に影響を与えまくった人ですし・・・。