ミニマル・ミュージックから遠く離れた2人の譲、久石譲さんは商業音楽の道へ行き、「ミニマル」への未練を本に著し、近藤譲さんはアカデミズムの道へ行き、「ミニマル」への言及を断つ。なんだか、この二人でコラボレートできたらいいのに、と坂野さん。「野村さんがコーディネーターでやればできるんじゃないですか、二人のジョーって、映画になりそうですね」。二人のジョーの間の距離は近くて遠い。ぼくらの世代と違って、コラボレートが難しいかなぁ？実現したら面白いだろうけど・・・。誰か企画しないかな。
久石譲さんの本名は、藤澤守というそうです。これまた、現代作曲家の藤枝守さんとそっくりな名前です。というのも、久石譲という名前自体が、ミニマルミュージックの作曲家の平石博一さんと近藤譲さんを合体した名前に見えてしまうからです。久石譲さんは、現代音楽をやっていた頃、平石博一さんや近藤譲さんと接点があったのでしょうか？この人たちが青春時代に受けたミニマルの洗礼とは、一体どんな体験だったのでしょうか？ぼくにとっては、ロックもミニマルも、歴史上の過去の出来事に過ぎないのですが、青春のミニマル、二人のジョー、なんだかいい話だなぁ、と思いました。
