野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

荒井良二さんとのワークショップ2日目(福岡)

絵本作家の荒井良二さんとのワークショップ2日目です。福岡の郊外にある中ノ島公園で。

今日は、みんなで手をつないで輪になったまま絵を描きました。どうして、そんなことになったかというと、最初、ワークショップが始まる前に、スタッフのキョロちゃんが、子どもを集めて輪になって手をつないでゲームしていたことから、着想を得たのです。ぼくが、
「荒井さん、みんなで手をつないだまま絵をかけないですかね」
と言って、じゃあ、足で描こうと荒井さん。絵の具のチューブを踏んづけるところからスタートして、20人くらいの足が交錯する「踏み絵 あるいはフミエ」という絵ができました。絵の具のヌルヌル感で、足が滑りそうになる上、両手もつないでいるので、バランスが重要な絵画です。これは、初企画で面白かったなぁ。

川に入りました。あいのて的な石の演奏もしました。ストロー笛を吹きながら川の水をブクブクしました。鍵ハモを水に沈めて演奏は、今までやったことがありますが、川に沈めて演奏は初めて。でも、一番の発見は、林加奈の発見した水に入れるドラムです。筒の部分が金属で、皮がプラスティックのドラムなので、水に入れても大丈夫と入れてみたのですが、水入れボウルの要領で、ボワンボワンとやったら、(ペダル踏む)ティンパニみたいで、すごかった。大発見。

室内では、でんでん太鼓で太鼓を演奏する、という奏法を子ども達が発見していて、これまた大発見。でんでん太鼓は、でんでん太鼓の太鼓を叩くという先入観があるから、でんでん太鼓で、普通の太鼓を叩くという発想が思いつきませんでした。子どもたちと色んな楽器を触ると、発見がいっぱいで勉強になるなぁ。

みんなで温泉行ったよ〜〜。