野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

サヌカイトとのリハーサル/会場下見@高松市美術館

高松へ移動。高松市美術館35周年記念コンサートに向けて。四国新聞に記事が出たらしい。

www.coolkagawa.jp

 

朝日新聞も出たらしい。

www.asahi.com

美術館の牧野裕二さんとサヌカイト奏者の臼杵美智代さんのお宅へ移動中に、うどん。高松市美術館25周年記念コンサートは、坂本龍一さん。牧野さんは10年前に坂本龍一とうどんを食べたそうで、今は、ぼくとうどんを食べている。ぼくは、坂本龍一さんとは、うどんを食べたこともお会いしたこともない。

 

臼杵さんのお宅は、高松市から車で1時間ほど行った山里にある。近所で孔雀を目撃し、家の門番のように山羊がいた。素敵な古民家の中にマリンバ、サヌカイト、ピアノなどなどがある楽器部屋がある。そこで、臼杵さんと野村の新曲《おむすび山の磬の祈り》のリハーサル。本当は、ヴァイオリンも入るトリオだけど、2人で合わせてみる。何せ譜面は書いたけど、本当にサヌカイトという楽器でやると、どんな響きがするのかは、想像していただけなので。ここは、もう少し硬いマレットで、こっちは柔らかいマレットで、などなど、音色のイメージをお伝えして、好感触。その後、持参した文化箏で《石の意図・糸の意志》を試演してみると、臼杵さんはとても面白がられたので、「一緒に演奏しませんか」とお誘いして、こちらも共演することに!大変、楽しみ。臼杵さんの家の犬が、リハーサル中にぼくになついてきて、何度も抱っこを要求してきたのも印象深い。普段は、人に寄って行かないらしく、初めてのことらしい。

 

美術館に戻り、ワークショップ用に井上さんからお借りしたサヌカイトをチェック。明日、合唱部の中学生たちと鳴らすものを選定するために、全部を鳴らして分類分け。とても良い響きがする。感謝。

 

美術館のエントランスホールで、本番の会場のレイアウトを考える。空間の構造も面白いので、色々な使い方ができるが、とにかく石造りであるので、石の壁の前に石の楽器を置きたくなる。

 

明日は、NHKや新聞などの取材も入ってのリハーサルらしい。中学生の歌声、楽しみだなぁ。