野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

楽器の特訓か事務作業/進化する体奏家

確定申告に向けて、領収証の整理を開始。苦手な作業なので、ちょっとやっては気分転換をするので、少しずつしか進まないし、気分転換の楽器をやってる時間の方が断然長く、ほとんど楽器の集中練習をしているかのようだ。

 

3月3日の高松市美術館開館35周年記念コンサートに向けて、山田中学校の河田真紀先生から楽譜に質問のメールが来るので、お返事。楽譜のピアノの譜面に書き間違いがあったのだが、きちんと譜面を読んでいないと気がつかないことではあるので、ちゃんと丁寧に譜読み練習してくれていることが分かって嬉しい。

 

海外からの送金のことで、吉野さつきさんにアドバイスをいただく。そのついでに近況報告。そんな中で、体奏家の新井英夫さんのことも話す。吉野さんは、愛知大学にも新井さんを講師で招聘し続けているし、新井さんと会う機会も多い。ぼくは、数年前に豊橋駅で新井さんと「何かしましょう」的な話をして以降、お会いできていないし、何かも実現できていない。

 

ダンスというのは、本当にその時その場でしか体験できないし、身体は日々変化しているので、その時その場の身体というのは二度と出会えないものであるが、2年ほど前にALSを発症した新井さんはそのことを、より強く自覚して踊っているに違いない。そして、そうした変化に常に対応する柔軟性や即興力、さらには介助者とコラボレーションしていくコミュニケーション力など、これまで新井さんが取り組んできたことを駆使して、日々新井さんのダンスは進化し続けている。

 

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