野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

うまれるひと うまれるふと/山下真由子さん

2021年に作曲したピアノ曲《うまれるひと うまれるふと》は、『お産を楽しむ本』の著者でもある河野有砂さんとのコラボレーションで作った曲で、楽譜に有砂さんのテキストや写真が入ったものが、限定50部で刷られて、我が家にも何部か送られてきている。50部には、1〜50まで全てにサインをして、それとは別に、A.P.とかT.P.とか、H.C.とか書かれたものがあり、この略語の意味が分からないので、改めて整理。

 

A.P. = artist's proof (アーティスト自身の分)

T.P. = trial proof (試し刷り)

H.C. = hors de commerce (非売品)

 

 とりあえず、楽譜を広げて弾いてみる。自分で作曲した曲だけど、時間感覚が不思議な曲で、弾いていても曲の前半なのか後半なのか、どこにいるのか、全然分からなくなるが、感覚が研ぎ澄まされていく感じがあるので、新作をつくる際には、まずこの曲を弾いて自分の感覚を落ち着かせるのにいいなぁ、と思った。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、ようやく暑さも落ち着いてきた。明日から遠征なので荷造りをしているが、長野って結構寒いんだろうか、1週間後の山口は寒いんだろうか?天気予報の2週間予報で、それぞれの場所の気温をチェックして、少しだけ秋っぽい服を加えてみる。

 

YouTubeが、山下真由子さんという人の動画を推奨してきた。wikipediaによれば、東大の学部を中退して、飛び級で大学院に進学し、23歳で京大の数理解析研の助教になり、27歳で京大の准教授になった方。動画を見ると、お話も(専門家でなくても)わかりやすく面白かった。

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