野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

足立智美とのセッション/河野有砂との本/本日のだじゃれ音楽

国際芸術祭『あいち2022』でグレンダ・レオンの作品を演奏した際に、観客として来てくれた足立智美くんをスペシャルゲストとして招き入れたセッション記録が公開に。

 

国際芸術祭「あいち2022」 STILL ALIVE グレンダ・レオン《野村誠出演・パフォーマンス記録映像》(特別出演 足立智美) - YouTube

 

『お産を楽しむ本』の著者の河野有砂さんと続けてきたプロジェクト『自分も生まれる旅+ノムラノピアノ』から、ピアノ曲の楽譜と、有砂ちゃんのテキストと写真による本を作る『うまれるひと うまれるふと』というプロジェクトになった。今日は、有砂ちゃんがレイアウト案を持ってきてくれて、それを検討するミーティング。

 

『自分も生まれる旅』をテーマに、ぼくが作曲したピアノ曲は、非常に感覚的な音楽で、複雑でありシンプルで、15分の大曲。楽譜は手書きなので、楽譜だけれどもドローイングのようにも感じられるもの。有砂ちゃんのテキストは、彼女がお産をめぐって考えた文章で、出産という尊い行為を美化し過ぎるわけでもなく、紋切り型に集約するわけでもなく、彼女なりに体感したことを言葉にしてくれている。色々、手直しと修正ポイントも見えた。美しい本ができるの嬉しいなぁ。

 

北千住の東京芸術大学に移動。だじゃ研(だじゃれ音楽研究会)の活動日。11月6日の『表現街』に向けて、

 

ひょー :ヒョーと声を出す

げん :弦楽器を鳴らす

がい :貝を鳴らす

 

という「だじゃれ音楽」を作曲して、次回は貝を食べて貝を集めることに。安田さんの昆布を奏でるSDGsプロジェクトも楽しく継続中。

 

その後、メモリバの方々の集いに合流して交流。でも、屋宜さん、コタローくん、うーちゃん、といっぱい話せたのも大きな収穫。熊倉純子さんとも久しぶりに話した。楽しかった。また、いっぱい喋ろう。