野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

梅田クラブ+だじゃ研/《うまれるひと うまれるふと》にサイン/低音デュオ

今朝は、足立区の「梅田クラブ」の活動にお邪魔して、野村によるトークが30分。その後、体操の時間をはさんで、だじゃ研によるワークショップ40分というプログラム。

 

トークはレジュメもパワポも用意せずに、場の雰囲気に応じて進めてみた。共同作曲を始めた理由、音楽産業への違和感、子どもとの創作、音へフォーカスした音楽、身体にフォーカスした音楽、言葉にフォーカスした音楽、だじゃれ音楽、千住の1010人、だじゃ研の特色、みたいな感じの話になった。

 

ワークショップは冒頭に、清水さんが茅ヶ崎で作った赤とんぼ音頭に合わせて炭坑節風の赤とん盆踊りを踊るところから始まり、せっかくなので、ウーちゃんに内モンゴルの盆踊りを教えてもらい、ハサナにインドネシアの盆踊りポチョポチョを教えてもらい、みんなでステップを踏んでみた。想定外の国際交流ダンス企画。その後、劇団「うめはる」の認知症対策寸劇のオペラ化をやってみて、手応え十分の後、楽器でフリーセッションをした。充実の40分。だじゃ研、本当に面白い。

 

午後は、河野有砂さんと作っていた楽譜+写真+テキストによる《うまれるひと うまれるふと》限定50部エディション入りにサインをする作業。有砂さんが用意してくれた鉛筆が最高の鉛筆だったので、サインの線が味わい深い。こういうこだわり、いいなぁ。サインだけでなく、楽譜も写真も箱も、全部本当に美しく素晴らしいモノが出来上がった。感激。この楽譜の完成記念のコンサートしたいな。有砂さんの息子は、いつの間にか中学生になっていた。ほんの数年会わないだけで別人のように成長していて、びっくりだ。

 

夜は、低音デュオのコンサートに行く。バリトンテューバのお二人は、低音だけでなく、高音も特殊音もあらゆる音を駆使し、全身を駆使して、次々と難曲を演奏していく熱演であった。