野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ちりもつもればチャッコーナ/三輪眞弘のガムラン/作業と態度

昨年度の「世界のしょうない音楽祭」の映像が公開になった。色々な弦楽器のいる弦楽オーケストラ《ちりもつもればチャッコーナ》(2023)。いい演奏だったなぁ。プロの音楽家と初心者が一緒にいる。嬉しく懐かしく何度も見てしまう。こういうことができると、作曲しててよかったなぁ、と思う。

 

www.youtube.com

 

サントリーホールサマーフェスティバル2023の『ありえるかもしれない、ガムラン』を特集する番組がDOMMUNEで放送される。三輪眞弘さんの2020年の《清められた夜》も初めて聴く。三輪さんのこれまでの様々が集約された音楽(儀礼)だった。

 

途中、zoom会議。明後日7月23日のKYOTO INTERCHANGE主催の詩人の上田假奈代さんとのイベント。上田假奈代とは、ぼくたちが20歳ごろに出会ったので、30年以上の付き合いになる。明後日、上田假奈代の声と言葉とセッションする。ダンサーの砂連尾理さん、哲学者の永井玲衣さんも登場する。ぼくは、予想もしなかったコトバとカラダに出会うべく、その場に音で渦を起こす。言葉でトークもいいけど、言葉を超えてセッションするのも覚悟がいる。今の自分の出せる全てを思いっきり投げたら返してくれる友人がいるから、全力で臨もうと思う。

 

www.kyotointerchange.com

 

18年前のセッションの日記。彼女は「生きることは作業」と言い、「野村くんは、存在自体が態度」と言った。明後日のぼくは、どのような態度で存在するのか。覚悟はできている。

makotonomura.hatenablog.com