チェロとコントラバスのための新作《ナンティ・べバース》の作曲も大詰め。今朝は暑かったためか、朝6時前に目覚めてしまう。すると、まだセミが鳴いていない静かな朝。早朝の気分で、楽譜の気になる細部に手を加えていくと、どんどん音楽が変貌する。7時前には、クマゼミが物凄い勢いで鳴き出した。
山澤慧さんのチェロ特殊奏法を盛り込んだ楽譜になっているので、近藤聖也さんの朗読も色々書き込んでいく。そうすると、また、どんどん曲が変わっていく。今日で完成にするつもりで、最後の手直しと思ってから、いろいろ生まれてくるから不思議なものだし、最後まで諦めずに粘ってみると、アイディア出てくるんだなぁ。譜面を完成させて、Team Liaisonと演奏者にお送りする。初演は、9月8日@トーキョーコンサーツ・ラボ
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サントリーホールサマーフェスティバル2023のコンサート『Music in the Universe』で世界初演になるガムラン《タリック・タンバン》の出演者のクレジットの校正をする。
ガムラン+ウイスキー瓶+声:マルガサリ+だじゃれ音楽研究会+野村誠
声:鶴見幸代
相撲:岩本真輝
合唱:東京少年少女合唱隊
と書いてみるが、相撲のシーンには何がなんでも佐久間新さんの舞踊が必要と確信し、それとなく仄めかせてきてはいたが、正式に依頼する。佐久間さんと打ち合わせをする。ウイスキーボトルの中は水で、水はジャワ舞踊で、ジャワ舞踊はバランスで、バランスは綱引であり相撲である、とのこと。また、相撲は角力とも書き、角瓶と角力は角で繋がっていると。さすが佐久間さんだ。