日本で最大級のパイプオルガンがある名古屋の愛知芸術文化センターに来る。2021年に水戸芸術館の委嘱で作曲した《たいようオルガン》の再演があるので、リハーサルに駆けつけた。お世辞とかじゃなくって、リハーサルが本当に素晴らしかった。
原作は、ぼくが知る最高の画家で絵本作家、荒井良二さんの絵本《たいようオルガン》。そして、オルガニストの石丸由佳さんは、ぼくの曲をやるのにベストな人。宗教音楽からパイプオルガンに出会ったのではなく、たくさんのパイプがある一人吹奏楽みたいだからパイプオルガンを始めた人で、絵本のカラフルな世界を音にできる稀有な音楽家。そして、ぼくの曲の楽譜を見た時に、「これこれ、私がやりたいの!」と思ったというソプラノの小林沙羅さんの澄んだ歌声には、本当に痺れてしまうし、身体の動きも演技も含めて、全身で表現する歌手。こんなベストのメンバーなので、本当に贅沢!この人選をした水戸芸術館の高巣真樹さん、ありがとう。
ということで、素晴らしきリハーサル。沙羅さん、由佳さんは、《たいようオルガン》を発展させて、荒井さんが新作絵本を作って、野村が新曲作って、もう一曲できて、荒井x野村作品だけで、一本の公演にできるといいなぁ、と妄想しているんだ、と言っていた。しかも、荒井さんが舞台の空間作ったりできたら、素敵だろうなぁ、と。
今日は、沙羅さんのお誕生日で、みんなでお祝いもできた。ハッピーバースデイ!!