椎名亮輔著『フェデリコ・モンポウ』(音楽之友社)読了。モンポウの音楽を敬愛する者としては、日本語で読める待望の本。10年ほど前にWilfrid Mellersの書いたモンポウについての本を読んだことがあり、そちらはメラーズらしい独特な切り口でモンポウを語るのは面白かった記憶があるが、こちらの本は、作品紹介やコラムやインタビューを間に挟みながら進むモンポウの伝記の形式で、コンパクトにまとまっていて充実。我が家にはモンポウの譜面は結構いっぱいあるので、しばらくはこの本を照らし合わせながら弾いいきたい。それにしても、モンポウがスペインでアイスキャンディー事業に着手しようとして、冷凍庫がなくて失敗した話とか、弦楽四重奏を書こうとするけど全然描けないとか、恋愛絡みももちろん、色々意外な面があって面白かった。
JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のラジオ番組作成のため、5月にレコーディングした楽曲のミックス作業を進める。本日は、(出石神社の「幟まわし」に基づく)《まこちゃんの勝負》のミックスをした。録音した20を超えるトラックを全部聞き返して、音質など整えて、音量のバランスを整えた。