水戸芸術館でのリハーサルの後、隙間の時間に、新しくオープンしたスペース「五月の庭」での寺門陽平展を見に行く。寺門さんご自身に会場に連れて行っていただき鑑賞。ご家族の病気とそれに対峙した作家や家族の視点から生まれた絵画やインスタレーションとテキスト。
荒井良二さんの絵本を原作に作曲した《たいようオルガン》。全部で14曲もあって、30分に凝縮された作品。水戸芸術館のオルガンの様々なパイプの音色を駆使しまくっての石丸由佳さんの音色づくり+両手両足を最大限に動かしての熱演。そして、小林沙羅さんの美しすぎる歌声が、神々しく降り注いだり、躍動的に楽しく熱唱したり、本当に言葉に表せない素晴らしすぎる演奏だった。昨年よりもパワーアップしての再演。高巣真樹学芸員が繋いで下さった素敵な演奏家たちは、ぼくの曲にベストのお二人で、今日の本番、とんでもなく大成功で!!!!!!7月2日の新潟公演もめちゃくちゃ楽しみ。みんなー、新潟に大集合だーーーー!!!各地のオルガンで再演したい!!
帰りの電車の中でも、荒井さん、そして『たいようオルガン』の編集者の佐川さんと興奮して語る。荒井さんと話すと、この30分の楽曲を核にして一本の公演として総合的にプロデュースする構想は次々に湧いてくる。来年、再来年とどんどん進化させていきたいなぁ。素晴らしいチームだけに、このままで終わらせたくないなぁ。