野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

水戸に来ました/《たいようオルガン》楽しすぎるリハーサル!!

宮本さんのブログ(宮本妥子オフィシャルブログ はじまりは・・・)に、ガチャ・コン音楽祭の体験について投稿されている。嬉しい言葉がいっぱい。

 

水戸に移動。PCR検査の結果が陰性と出たので、予定通り水戸芸術館でのリハーサルに立ち会う。担当学芸員の高巣真樹さん、芸術監督の中村晃さん、オルガニストの石丸由佳さんとは7月以来の再会。絵本作家の荒井良二さんとも、久しぶりの再会。ソプラノ歌手の小林沙羅さんとは、今日が初対面。音響や映像のスタッフの方々とも顔合わせの後、リハーサルが始まる。

 

水戸芸術館のエントランスにあるパイプオルガンのあらゆるパイプの音色を駆使して、色々な色彩に七変化するような新曲を書いたつもりだった。実際にオルガンの音色で聞くと、想像していた以上に多彩だ。本当にかわいい音色、ぶっとい音色、鋭い音、暖かい音、本当にいろいろな音が出てくる。石丸さんの熱演。そして、沙羅さんの歌声が美しいし、楽しいし、ノリもいいし、あの巨大なオルガンに一人の人間の体だけで、対等にやり合っているのが、すごく感激し続ける。絵本の原作である荒井さんも大喜び。なかなか難しいところも多い曲なのだが、演奏家のお二人が全力で楽しんでいるのが、聴いている方にも伝わってくるノリノリの演奏で、もう明日の本番が楽しみで仕方がない。

 

明日のコンサートは完売なのだが、明日の初演を皮切りに来年度以降に、日本全国のオルガンのあるホールなどで上演できたら嬉しいなぁ。