ジャワ・ガムランの新曲を作曲している。ガムランというと青銅のゴングのイメージがあり、音量も大きいと思われているが、実は、スリンという笛があったり、ルバブという胡弓のような弦楽器があり、シトゥルという箏のような楽器があり、ガンバンという木琴がある。これらの楽器は音量が小さめで、古典では、これらの楽器が活躍する時には、金属系の楽器は静かになるし、たまに鳴る。ガムランのマジョリティは金属なのだが、マイノリティとして、これらの楽器がある。こう書いてみて、あれ、これ北斎バンドだ、と思う。北斎漫画に描かれた四重奏は、尺八、胡弓、琴、木琴。江戸時代にこんな音楽あったんだ、と驚いた絵だが、そのままジャワ・ガムランの楽器に当てはまる。この四重奏のシーン作りたいな。
2017年の企画『うたう図書館』の記録／記憶のウェブサイトができた。普段静かな図書館で、こんな破茶滅茶やっちゃった貴重なドキュメント。
びわ湖・アーティスツ・みんぐる2023『ガチャ・コン音楽祭Vol.3』の打ち合わせ。財団の山元さん、福本さん、ごとうさん、コーディネーターの野田さん、永尾さんと。３年目となる今年は、音楽家だけでなく、美術家、ダンサーも登場し、近江鉄道の駅を活用し、子ども向けのワークショップもあり、地域の太鼓をリサーチする、という欲張り企画。過去２年間で色々手応えもあったし、予算が縮小して、今年は過去２年間やってた「ぐるぐる」の講座ができなくなり、でも、そのかわり、いろいろな交流を仕掛けていこう。ミーティングは順調。
