野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ハーモニー礼賛/2021年を作曲する/骨の髄までダイジェスト

3月5日、6日の京都芸術センターのダンス公演『棲家』に向けて、バッハのアリオーソをアレンジしていくつか録音してみる。

 

ぼくの生まれた1968年は作曲家豊作の年と言われていて、同年代に面白い作曲家がいっぱいいるのだが、夏田昌和さんもその一人。夏田さんがメルキュールデザールに投稿したエッセイ「ハーモニー礼賛」が面白い。ぼくとは全然違う音楽教育を受けて、和声をみっちり学んだ人だからの話。

mercuredesarts.com

 

パトリア日田の方々とのオンライン・ミーティング。前回、ワークショップとリサーチに行ってから数ヶ月が経ったが、その間こちらもバタバタしていて、その後の構想はまだ練り上げられていない。でも、来年度、春先から色々とやっていく方向性の確認ができて、ワクワクする。

 

映画監督の甲斐田祐輔さんから《2021年を作曲する アジアだじゃれ音Line音楽祭 千住の1010人 from 2020年》の動画編集が届く。昨年度の甲斐田さんの作品も素晴らしかったが、今年度がまたまた素晴らしい。対面でオンラインでコロナの状況に対応しながら、様々な形で人々が集う場を生み出し、音の交流をしたドキュメンタリー。ちなみに、昨年度の甲斐田作品はこちら。

 

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『骨の髄まで鍵盤ハーモニカ』のダイジェスト動画が公開になった。60分のセッションが10分ほどに編集されている。鍵盤ハーモニカを演奏する人は色々いるけれども、この楽器を単なるアコーディオンやハーモニカの代用品としてでなく、この楽器でしかできない世界を多角的に探求してきた稀有な人。

 

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