野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

北斎バンドの曲順を考えた

9月6日の北斎バンドの公開収録まで日が迫ってきている。本来700人入れる会場に、ソーシャルディスタンスを取りながらお客さんを80名ほど入れるつもりで、既に申込者がいっぱいに。今から興味を持った方は、いずれ動画が公開になるので、そちらをご覧いただければ嬉しい。

 

8月9日の竹澤悦子さんによる「初代高砂浦五郎世界初演の動画も、近々公開になるし、7月29日のギタリストの勝野タカシさんとのライブ「宿題とあそび」の動画も、近々公開になる。8月15−16日のweb版こどもアートサーカスのアニメーションも来月には公開になる予定。北斎バンドのコンサートも収録して動画が公開になる。ここにきて、突然、いろいろな活動が動画で公開されるようになってきた。この夏は、オリンピックとパラリンピックが開催されて、通常以上のエアコン大稼働で、空前絶後の猛暑となって熱中症の被害が史上最悪になるのではと恐れていたが、大きなイベントはまったく行われず、黙々と動画コンテンツが増えていく夏になった。本当に記憶に残る2020年の夏だなぁ。

 

そんな2020年の夏に、北斎のことに取り組めているのも幸せだ。ようやく曲順のことなど決まってきつつある。今、考えている曲順は、

 

1 序曲「あほくさい」

2 南の北斎「富士越龍」

3 音の風景「鳥風」

4 即興ゲーム「ODORO ODORO CIRCUIT」

5 新曲「Remote Tanabata 2020」    

 1)隅田川のうた    

 2)鼓真夜中雨上がり   

 3)一夜のゆめ   

 4)盲目の木琴   

 5)すみだがわagain!

6 木琴コンチェルト「鳳凰

7 マイナーバンド「潮干狩」 

 

夜は、すみゆめの寄合「オンラインで___________する」というテーマ。ここで、話をすることに。野村の5ヶ月間のオンライン活動について語った。そもそも、ぼくがオンラインの活動について話をするのが、不思議なことだが、この5ヶ月に、物凄い数のオンラインでのワークショップやトークやコンサートなどを試みていて、その中で結構、変わった実験も行っている。ぼくは、実際にやってみた際に、どういう点で面白かったか、どういう点で困ったかについての経験が色々あるので、その辺を具体的に色々お話ししたつもりだけれども、特に質問も出なかった。うまく話が伝わったかなぁ?その後、google formをどうやって使うかとか、テクニカルな話のやりとりが多く、みなさん、とにかく運営していく上で、試行錯誤なんだなぁ、と思う。

 

今朝の「四股1000」では、初の試みでインタビューしながらの四股。ある意味、即興での対話と四股が新鮮であった。

 

鶴見幸代さんが沖縄の子どもたちと作曲ワークショップしたそうで、野村誠著「音楽づくりのヒント」(音楽之友社)にあったヒューのルール(どれだろう?)と、鶴見さん自身が考えたルールで、スマホ使って共同作曲したそうで、嬉しい。2010年8月発売だから、ちょうど10年前に出した本かーー。

 

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