野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHAの浸り方

「四股1000」で、四股を1000回踏んで文化交流した80分後、JACSHAのミーティング。樅山智子、鶴見幸代、野村誠の3人の作曲家と制作&介入者の里村真理と、映像の波田野州平さんとのミーティング。9月28日ー10月12日の城崎国際アートセンターでのレジデンスに向けて。波田野さんにJACSHAを知ってもらうためのミーティング。とりとめのない話を、次々に浴びせかけていくのに、波田野さんは、あっという間に「JACSHAの浸り方がわかってきました」と馴染んでくる。様々な映像を撮影する現場を経験する中で、感覚を開きながら、そこで起こっている情報を高速で処理しながら、自分の表現にするべく捕まえる、という特技が、波田野さんにはあるのだろう。秋のレジデンスと波田野さんとのコラボレートが、非常に楽しみだ。

 

その後は、9月6日の北斎バンドの公開収録に向けての作業。北斎に関する本や資料に目を通し、2011年10月30日に小布施で開催した「北斎音楽」コンサートの音源を全部聞き返した。2011年10月は、東日本大震災から約半年。途中の寸劇では、「原発なくてもええじゃないか。放射能なくてもええじゃないか。」と歌っていた。2011年6月のあいのてさん「Live in Jogja」も改めて聞き直してみたくなった。今イメージしている9月6日のプログラムは、こんな感じだけれども、ここからもう一歩、面白くするのに何ができるのだろう?現在、絶賛、考え中。

 

序曲「あほくさい」

マイナーバンド「潮干狩」

「ODORO ODORO CIRCUIT」

「鳥風」

木琴コンチェルト「鳳凰

南の北斎「富士越龍」

「Remote Tanabata 2020」

 

「千住の1010人 in 2020年」に向けて、《Etude for Zoom session 3》(ソラミミ)と、《Etude for Zoom session 4》(ファンファーレソードー)を作曲。とりあえず、Zoomで集まって25人で演奏できる前提で、《Etude for Zoom session 5 》も考え中。