野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

宿題とあそび

四股を1000回踏む「四股1000」を毎日やっていると書いているが、やっちゃんは「佐川流の四股を1000回踏んでいるけど、普通の四股と違って小さく踏むから、それほどハードじゃない」というようなことを言っていると聞く。なるほど、今まで誤解のある表現をしてきたけど、毎朝、佐川流の四股を1000回踏んでいて、合気道の佐川さんが80歳とかでも毎日1000回踏んでいた、という逸話があって、それを高砂部屋マネージャーの一ノ矢さんが実際に踏んでみて、四股の秘密や不思議が次々に明かされていった。それに触発されて、ぼくたちはオンラインで四股を踏んでいる。

 

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先週、新曲「世界をしずめる 踏歌 戸島美喜夫へ」を作曲完成したし、北斎バンドのための新曲の作曲は、7月30日から始める予定なので、今日は、ピアノで即興をしたり、バッハやドビュッシーを弾いたりした。ドビュッシー前奏曲集のBruyeresという曲を弾いてみたら、なんかスターウォーズみたいなメロディーが出てきて、ジョン・ウィリアムズドビュッシーの真似をしたはずなんだけれども、ついつい、スターウォーズが浮かんでしまう。

 

8月5日のNadegata Instant Partyとのオンライントークのための10分プレゼンを準備しようとスライドを作り始める。これまで、自分のプレゼンをするといったら、音楽なので、音源を聞かせたり、動画を見せたり、演奏したり、実際に音楽を体感してもらうことを必ず含めてきた。ところが、YouTubeで配信するとしても、ZOOMで行うトークYouTubeで配信するので、音源や動画をZOOMを通すと解像度が荒くなってしまう。そこで野村のプレゼンでは、音源も動画も使わず、画像と喋りのみで進行してみようと考えた。そう考えて、写真選びを始める。そうすると、普段見せないような写真も使えそう。

 

大阪音大の井口先生と日本センチュリー交響楽団の柿塚さんと「世界のしょうない音楽祭」のZOOM会議に入室しようとしても、なぜか入室できない。メールやメッセンジャーなどでメッセージを送ると、もう会議は終わっていたとのこと。どうやら開始時刻を30分勘違いしていて、ぼくは30分遅刻していて、30分経たないうちに閉会していたらしい。狐につままれたよう。

 

ギタリストの勝野タカシさんとオンラインミーティング。7月29日にアバンギルドにて「宿題とあそび」ライブ配信のための収録をする。新型コロナウイルスでライブハウスは大きな打撃を受けている。勝野さんは、アバンギルドを応援する意味でも、そして自分たちが楽しむ意味でも、ライブ配信で面白いことしたい、とのこと。ライブハウスの入り時刻としては、かなり早い14時入りで、ライブハウス内のいろんな場所で撮影/収録して、最後20時から、本番さながらのライブもするとのこと。動画は編集して、後日配信するらしい。勝野さんは、このライブのための新曲を書き下ろしてた。ぼくもなんか作ろう。久しぶりに勝野さんと思い切り即興したりできるの、楽しみすぎる。

 

室内の観葉植物に葉ダニが発生し、葉ダニ退治を頑張る。春先はコバエ退治に明け暮れて、コバエがホイホイのお世話になった。ツイッターを見てたら、ホーメイ山川冬樹さんもコバエの発生に困ってた。移動の多いミュージシャンは、通常だったら、留守が多いので、コバエや葉ダニと格闘する機会はないかもしれない。新型コロナ禍でステイホームになったからこそ、コバエや葉ダニと格闘できる稀有な機会を得ていると、感謝しつつも心を鬼にして葉ダニを退治する。しかし、虫には悩まされる。

 

「四股1000」での音読ネタがなくなったので、2016年12月6日のJACSHAフォーラムのテープ起こしを始める。JACSHAの今後の展望についてのフォーラムなので、4年前にどのような展望を持っていたのか、興味深い。と書き起こしを進めていくと、明日は、淡路島に行くので、「四股1000」には参加できないことを思い出す。