２月６日に「勝手に企画会議 これからどうなるのプロジェクト」第１弾を行なった。今回は、その第２弾。参加者は、坂本公成、佐久間新、里村真理、野村誠、森裕子。昨年より、寺子屋のような何かを自主企画することを、里村さんと計画していて、今年になって「勝手に企画会議 これからどうなるの」という名称になった。第１弾は、試験的に行なって、そこから「ポスト資本主義」とアートについての答えの出ない問いが巡った。
勝手に企画会議なので、先立つ予定があるわけでもなく、具体的な企画があるわけでもない。そして、この会議は、オンラインなどで配信したりもせず、動画の記録もせず、録音もせず、写真もとらずに、行うことにした。ただ、一冊のノートに手書きで、ノートをとっていく。そういう古風な方法をとることにした。これが唯一の記録だ。これは、里村さんが講演会やシンポジウムなどを聞きに行くと、膨大にノートをとるところから着想を得た。
深夜まで８時間ほど続いた会議の序盤には、明後日の無観客トークのリハーサルで、ベートーヴェンのレクチャーを聞いてもらったりもした。終盤には、接触欲、触覚芸術論、コミュニケーション、ポストコロナウイルス時代などの言葉が飛び交った。また、勝手に会議をしていきたい。
