野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

香港でのコミュニティ音楽の国際会議、オンラインになりそう

今日はイギリスとの連絡が多かった。BBCラジオのLate Janctionという番組で、「瓦の音楽」や「ノムラノピアノ」の音源をかけてくれたNick Luscombさんから、何やら面白そうな連絡が来る。ニックさんは、以前、BBC worldでも取り上げてくれた。その時の動画は、こちら。また、いろいろ面白い展開ができるといいなぁ。

 

www.bbc.co.uk

イギリスのPete Moserとも、久しぶりに話した。イギリスどう?と聞くと、コロナ対策もEU離脱も、イギリス政府が本当に酷いと言うので、うーむ、それを言うなら、日本政府もそれ以上に酷いかもと思った、という話は余談で、今日彼と話したのは10月31日のこと。本来であれば、昨年11月に彼の企画したAPCMN(=Asia Pacific Community Music Network)が香港で催され、ぼくも招聘されるはずだった。しかし香港の情勢で延期になり、今年の3月に開催される予定で仕切り直した。飛行機を予約しようとしたら、今度はコロナで再度延期になった。そして、ついに一年経って、この秋、オンラインでの開催することに。現在、土曜日を4週連続で開催することを計画中とのこと。最初の予定日が10月31日になりそうで、それは偶然、ぼくが「千住の1010人 in 2020年」を開催する日と重なる。せっかくだから、何かオンラインで一緒にできないか、と話し合う。香港で開催される国際会議と、東京で行われるイベントをハシゴすることは不可能だが、オンラインになると、一瞬で移動も可能なので、何か面白い仕掛けができるようにしたい。ピートはアイディアマンだから、いろんなアイディアがある。

 

イギリスのEmma Weltonの誘いで始めたSound Walkのプロジェクト。先日、里村さんと二人で、京都を歩いた散歩。秋の虫の鳴き声とマンホールの下を流れる水の音が中心。カネタタキ、コオロギ、スズムシなどの秋の虫。里村さんが地図と絵を担当。ぼくが文章と録音を担当。エマに送信するところまでできた。

 

名古屋のアッセンブリッジの企画が公開に。11月23日は、名古屋で面白いコンサートになるので、よろしくーーー。

北口大輔がチェロリサイタルするかと思いきや・・・野村と鈴木が乱入してみた!ークラシックジャズチャンプルー | アッセンブリッジ・ナゴヤ│Assembridge NAGOYA

 

朝、「四股1000」でJACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)と出会い、昼は大相撲を中継を見たりして、夜に再び、JACSHA+城崎国際アートセンターでの会議。9月28日から始まるレジデンスまで2週間を切り、10月11日の成果発表コンサートのチラシを作る段階に来ているのだが、コロナの状況で、開催できる予定だったワークショップが様々な制約を受ける中、実現への落とし所を四股錯誤の日々。予定通りに実施できずに変更につぐ変更で、本当に準備にかかる手間は何倍にもなっていくのだが、何倍にもなって準備することは、決して無駄にならないと思って、気持ちを切らさずに、丁寧にやっていこうと思う。深夜まで会議は続いた。