野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

千住の1010人 in 2020年

来年5月31日に開催する「千住の1010人 in 2020年」に向けて、雨の中、千住の町を4時間ほど歩く。小さな路地も多い。商店街も多い。公園もある。荒川、隅田川と川があり橋がある。10人ほどのメンバーで歩いてみて、狭い路地や商店街では、10人程度でも、十分に団体が移動しているような存在感がある。今日は傘だったけれども、これが、楽器を奏でたりしていたら、なおさらだろう。だんだん、200人とかでパレードすると存在感は凄いけど、結構、通行の妨げになるし、そうなると千住の町の魅力が埋もれてしまうなぁ、と思った。逆に、15人くらいずつの楽隊が、10グループくらい、それぞれが別個に移動していて、同じエリアを蠢いてみると、場所によって、違った音楽のl組み合わせが聞こえてきて面白いのかも、とも思った。

 

その後、芸大のキャンパスで、作曲に向けての最後のブレインストーミング。だじゃ研(だじゃれ音楽研究会)メンバーと議論を重ねて、構想が練られる。第1部は、10のグループが町の中で音を奏でながら移動していく野外での移動型の音楽。第2部は、タイとインドネシアのゲストによる室内のコンサート。第3部は、出演者全員が結集する1010人の大アンサンブル。第4部は、石だけを演奏するフィナーレ。

 

ということで、いよいよ1010人の作曲にとりかかります!