野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

千住の1010人再び

2011年から、野村誠「千住だじゃれ音楽祭」というプロジェクトを継続している。そして、「千住」という地名からのだじゃれで、「千住の1010人」というイベントを、2014年に開催した。実際に、1010人の演奏者を集めるのに苦労したが、奇跡的に1010人が集まり、奇跡的に台風が少しだけ逸れて、開催できた。まさか、こんな大変なイベント2度とやらないだろうし、やるとしても何十年先だろうと思っていたら、やりたいという声があがり、「千住の1010人 in 2020年」が来年5月に開催されることが決定し、チラシが配られ始めた。そして、来月7月27日には、「千住の1010人」の準備のために、タイからアナン・ナルコンが来日し、アナンを囲んでのイベントを行うことになった。今朝は、その打ち合わせ。詳細は近々公開になる予定。

 

その後、「千住だじゃれ音楽祭」の初年度に「風呂フェッショナルなコンサート」を開催したタカラ湯へ。80年の歴史を持つ銭湯。音響も空間も魅力的で、来年の「千住の1010人」では、タカラ湯でも何かしたいし、面白そうなことができそう。その後、チームに分かれて、千住の町をリサーチ。来年の「千住の1010人」では、町のいろいろな場所でだじゃれ音楽が奏でられて、最後に、パレードで全員が集合し、1010人の音楽になるイメージ。2014年もパレードの案があったが、準備期間が短く、足立市場の中でのみの短いパレードになってしまったので、今回は実現させたい。

 

というわけで、だじゃ研(=だじゃれ音楽研究会)のメンバーと、じっくりミーティングの後、即興セッション。

 

仲町の家に行くと、友政さんの花電車プロジェクトの打ち上げをやっていて、人々が楽しそうに集っている。こちらも、町を練り歩いていたので、写真など見せてもらい、大いに参考になった。写真で見るだけでも、とても面白く感動的なイベントだった。