野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

カナダからインタビュー

今日も自宅で過ごす1日。5月18日の福岡市美術館でのコンサートに向けての準備が中心。ピアノを練習したり、新曲「福岡市美術館第2集」の譜面の手直しをしたり。このコンサートは、ピアノのコンサートであるけれども、美術作品をピアノで解説するコンサートになる予定。美術の解説だと思ってピアノを弾くと、ピアノの弾き方も違ってくる。

 

美術と言えば、7月にロンドンで行われる図形楽譜の展覧会に、しょうぎ作曲「1999カレンダー」(野村誠片岡祐介林加奈山辺義大)が展示されることになったので、発送しなければならず、今日は楽譜の梱包作業までできた。20年も前の作品が、こうしてロンドンで展示されるのは嬉しい。

 

20年も前と言えば、2000年に向井山朋子さんのために作曲した「Away From Home With Eggs」が、itunesspotifyで聴けるようになっているそうです。naxosでも聞けるらしい。向井山朋子さんのアルバム「Amsterdam X Tokyo」に収録。

 
Amsterdam x Tokyo

Amsterdam x Tokyo

  • Tomoko Mukaiyama
  • Klassiek
  • EUR 8.99

 

open.spotify.com

 

そして、少しずつ確定申告の事務作業をしているが、なかなか終わらない。

 

夜は、カナダの作曲家/コミュニティミュージシャンのFiona Evisonからのインタビュー。現在、オンタリオのWilfrid Laurier Universityで、コミュニティにおける作曲家の役割について研究中。 カナダの朝8時、こちらは夜9時で、インターネットで通話できる便利な世の中。会ったことがない初対面の人と、ネットで1時間半もインタビューを受ける時代。「DVがなくなる日のためのインテルメッツォ」の作曲プロセスの話、日本センチュリー交響楽団とのThe Workの話、「瓦の音楽」の話、千住だじゃれ音楽祭などの話などをする。

 

それにしても、彼女はヒュー・ナンキヴェルやピート・モーザーにもインタビューしたらしく、他にどんな人にインタビューして、どんな論文になるのか楽しみだ。できる限り協力したい。