野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

寧波大学は町だった

本日より、中国の寧波へ。自宅を出発し、関西空港で、大阪音大の先生方と合流。音楽学(中国音楽)、邦楽、シタールガムランの先生方に、ぼく。昨年、大阪音大に客員研究員として来られていた王さんが「世界のしょうない音楽ワークショップ」に参加されておられた。王さんの招きで、寧波大学にて、「世界のしょうない音楽」出張ワークショップが実現。

井口先生より、11月18日のコンサートが大成功であった報告を受ける。1曲目に、菊武先生の十七絃と日本センチュリー交響楽団ヴィオラ奏者の森さんの共演で、宮城道雄の「春の海」をやり、その後、邦楽の古典もあり、ヴァイオリンの巖埼さんの独奏でブーレーズもあり、最後に、ヴァイオリンの巖埼さんとバリガムランのギータ・クンチャナで野村作曲の「ルー・ハリソンへのオマージュ」の再演、というプログラム。古典も現代も、邦楽も洋楽もガムランもという贅沢なコンサート。「世界のしょうない音楽祭」から派生した音楽会。参加できなかったのは残念。

無事に寧波に到着。と思いきや、田中先生のスーツケースと似たスーツケースを別の人が間違えて持って行ったらしく、スーツケースを捜索するも、今日のところは見つからず。こんな事件も起こるのですね。

寧波市内を車で40分ほど走った先に、寧波大学があり、こちらで大学というのは、町のようなもので、大学の中にホテルがあったり、様々な店があったりする。大学がホテルも経営している。ホテルの部屋は、広く、お茶を飲むための小上がりもあり、中国茶のセットまである。インターネットは繋がるが、グーグルやFacebookなどは規制がかかっているため使えない。メールがグーグルを使っていたため使えない。急ぎで連絡をとりたい方、6日には帰国しますので、しばしお待ちを。こちらのブログには、すんなり繋がる。

夜は、次々に御馳走がでてきて、しかも、見たこともないようなものがいっぱい。どれもこれも美味しい。王さんに感謝。

明日は、朝8時から講義をする。