野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

世界のしょうない音楽、今年は筑前琵琶も!

本日は、今年度の「世界のしょうない音楽ワークショップ」の第1回。もともと、豊中市と日本センチュリー交響楽団で2014年度に開始したコミュニティ音楽プログラムで、地元NPOのしょうないREKが尽力して実現。2年目の2015年から、大阪音大民族音楽学の井口淳子先生の協力を得て以来、大阪音大の先生方が次々にボランティアで関わってくださるようになった奇跡の企画。今では、邦楽の菊武先生、バリガムランの小林先生、シタールの田中先生、ヴィオラ・ダ・ガンバの上田先生、音楽教育の長谷川先生などが参加されている。今回は、縁あって、筑前琵琶の川村旭芳さんも参加。

 

筑前琵琶奏者・川村旭芳オフィシャルサイト

 

日本センチュリー交響楽団からは、ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」に出演した巌埼さん(ヴァイオリン)、吉岡さん(クラリネット)、ヒューとノムラの「ホエールトーン・オペラ」で大活躍の森さん(ヴィオラ)、末永さん(チェロ)、そして、リサイタルでJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の相撲に関する新作を世界初演した小川さん(ヴァイオリン)というメンバーが結集。

 

ワークショップ参加者は40名で、そのうちの18名が子ども。1歳から67歳までのメンバー。本日は楽器体験。箏、三味線、尺八、琵琶、シタールガムラン、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバクラリネットが体験できる。三味線を触ってみた直後に、チェロをやってみるなんて、ワークショップなかなかない。

 

そして、今日の最後には、全員で音を出した。筑前琵琶の川村さんに「祇園精舎」を歌ってもらい、それと楽器演奏を交互にやる合奏。歌と楽器が交互に出ると、なかなか味わい深い。

 

これからどんな音楽に発展していくか、非常に楽しみ。

 

ちなみに、過去の「世界のしょうない音楽祭」の動画はこちら。

 

2018年度の「青少年のためのバリバリ管弦楽入門」は、ブリテンの「管弦楽入門」とバリガムランを特集

www.youtube.com

2017年度の「越後獅子コンチェルト」は、地歌の「越後獅子」とのコラボ

www.youtube.com

2016年度の「日本センチュリー交響楽団のテーマ」

www.youtube.com