野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

人類学博物館へ

フィリピン最終日。本日は、自由行動の日。昨日までと違ってのんびり起きて、近所を散策し、ショッピングモールで色々物色し、ストリートフードを楽しむ。

それでも一日が終わらないので、電車に乗って出かけることにして、適当に降りてみて、歩いていくうちに、本屋に入り、店頭に山積みしてあった本が、きっと本屋の一押しの本なのだろう、と思い、買ってみる。「Crazy Rich Asians」というシンガポール生まれのKevin Kwan著の小説。そのまま近くの公園で少し読書。プロローグだけ読む。シンガポールの大金持ちがロンドンに行って、いきなり中華系だと人種差別されてホテルに泊まれないところから始まる。

その後、また、適当に歩いていたら、人類学博物館に遭遇し、これは入らない手はない、と思って入って、いろいろ展示を見ていたら、人間国宝の展示室があり、フィリピンの様々な民族楽器の達人の演奏映像とか、いろいろ見れて良かった。マセダ100の濃密な3日間の後に、こうして、フィリピンの芸能に触れてから帰れるのも、マセダさんに導かれたかのような気になる。展示されている楽器なども見る。ゴングがアグンという名前で、木琴のような楽器がガバン。ジャワのガムランの楽器にそっくりだ。

満員電車のラッシュを楽しみ、ストリートフードをいろいろ楽しみ、ホテルに戻り、荷造り。明日の朝のタクシーの手配もすませて、いよいよ帰国だ。