本日は、コーネリアス・カーデューに捧げる「The Great Earning」を作曲しておりました。一日、経済とお金儲けのことに関するキーワードなどを色々考える珍しい日でした。共産主義思想に傾倒した作曲家の「The Great Learning」という傑作のタイトルからLを抜いて、もっともカーデューの思想から遠いタイトルになっていることは、ある意味、反語的でカーデューに捧げることになるかなぁ、と思っております。「The Great Learning」という曲は、カーデューがモーリー・カレッジでやっていたコースの中から、非音楽家によるスクラッチ・オーケストラが立ち上がり、その多くは、スクラッチ・オーケストラのために、または、それを想定して書かれた曲です。
そして、明日、我が家にイギリスから作曲家のLeigh LandyとJohn Richardsが泊まりに来るので、ふとんを干したり、シーツを洗ったり、来客に備えつつ、新曲の作曲。ということで、「The Great Earning」の作曲を終えました（９月10日にカーサ・モーツァルトで初演の予定です）。
ということで、次なる新曲アルヴィン・ルシエに捧げる「I Am Standing in a Room」を作曲すべく、ルシエの「I Am Sitting in a Room」について、研究しております。と同時に、やっぱりクセナキスに捧げる曲も書きたいなぁ、などと思い始めてもいます。
