野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

レッツ相撲ミュージック

回向院でのワークショップ、いよいよ開催です。日本相撲聞芸術作曲家協議会としての初の公の活動です。Let's相撲ミュージック「相撲甚句をつくって歌おう」を開催いたしました。

相撲をされている女性の参加もあり、相撲というのは、男女問わずやる時代になっているのですね。また、プロの声楽家の方が何名も参加がありました。相撲甚句に関心のある歌手がいるのも頷けます。

そして、発声練習として、腰割りをしました。これをすると明らかに参加者が声が変わり、腹から声が出るようになります。腰割りをしながら、声を出したわけではありません。単に腰割りをしただけなのです。なのに、声が出るようになる。びっくりしました。

ちなみに、お相撲さんは、相撲甚句以外で、「どすこい」と口にする機会は、全くないそうです。

また、千住だじゃれ音楽祭のメンバーもたくさん参加してくれました。相撲甚句は「だじゃれ音楽」でもあります。高砂部屋が明治初期に江戸を離れて名古屋にいた時代に、名古屋甚句の要素が相撲甚句に入ったそうです。

頭の中を、今も相撲甚句がグルグルしております。一の矢さん、鶴見さん、樅山さん、おつかれさまでした。その後、千住だじゃれ音楽祭の打ち合わせも。