野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

豊明市幼児教育研究会でした

豊明市幼児教育研究会にて講師をしました。豊明というのは、愛知県で、名鉄で、名古屋から豊橋に向かって3分の1くらい来た所です。幼稚園の先生49名、保育園の先生が58名の計107名の受講者で、受講者のほとんどが女性で、なんだか女子大で先生をしていた時に、100人くらいの学生への一斉授業もあったなぁ、と懐かしく90分の講習会を楽しみました。

今回は、むつみ保育園の園長先生から声がかかったのですが、この方は、7年ほど前に、小学館のLattaという雑誌に載っていた野村誠が子どもと音楽をしている写真を見て、その自然な感じが良いなぁ、いつか呼びたい、と思っていてくれたのだそうです。でも、頼んでも引き受けてもらえるだろうか、とドキドキして、まずは、以前、あいのてさんのコンサートを実施したお寺に電話をして(面識がなかったにも関わらず)、相談したのだそうです。そこのお寺は、気さくな方々だから、日程があいていれば、きっとやってくれますよ、とお答えになったとか。その通りです。日程さえ空いていれば、そして、本当に野村が必要だと思って頼んでくれていたら、ぼくは喜んでお引き受けします。

そんなお気持ちも嬉しく、こちらも講習に熱がこもりまして、以下のような内容をやりました。90分で、随分、いろいろやったものです。

鍵ハモのデモ演奏
特殊奏法について
ペットボトルの演奏
池田邦太郎さんの音楽の授業の話
ひこうきの歌
歌づくり
スイッチ
これじゃない
ストロー笛
牛の指揮者
レジ袋でいろいろな音を出す
せーの
1234
でこぼこ体操
きゅっきゅっばっばば
あいのて

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さて、名鉄の駅の待合室で電車を待っていると、おばあさんがやって来て、話しかけてきました。世間話です。それで、お話しているうちに、おばあちゃんは、煎餅の袋を破って、お煎餅をくれました。これも良い時間でした。

その後、東京に移動しまして、3月16日に向けてのヴァイオリンとポータブル打楽器のための協奏曲「ポーコン」の打楽器トリオのリハに立ち合いました。3人とも東京藝大の打楽器科の方々。若いお三方のフレッシュなエネルギーはとても良く、松原勝也さんのヴァイオリンが入る本番がますます楽しみになりました。

そして、その後、三浦正宏さんの事務所で、ヴァイオリンと映像のための「だじゃれは言いません」の映像の修正をしました。自分で自分の曲を褒めるのもどうかと思いますが、これも名曲です。早く、松原さんのヴァイオリンで演奏を聴きたいですね。うーむ、本当に楽しみ。