相変わらず、東京都足立区の千住におります。千住だじゃれ音楽祭 第1回定期演奏会まで、あと2週間となりました。本日は、通称「だじゃれ音楽研究会」と呼ばれている方々とのリハーサル。地元住民の方々、藝大生、遠方から来られる方々、いろいろでして、結局、30名以上が出演するのです。
で、実際に舞台上に、そんなに多くの人がのるのかなぁ、と椅子を並べてみるなど、今日はステージ上の段取りを随分とやりました。音楽的な内容や楽しみの部分を味わうのではなく、どうやってスムーズに演目が進行していくか、ということです。「ドミノだおし」(ビッグバンド)→「ケロリン唱」(合唱)→「笛るマータ」(リコーダーアンサンブル)の3曲を、見事に舞台上で入れ替わりながら、メドレーでやり遂げました。この「だじゃれ音楽研究会」、音楽の専門性が高い人から、音楽の経験がほとんどない人まで、結構混ざっているのですが、もはや単なるアマチュア楽団の域を越えた「だじゃれ音楽」の経験者集団になっております。大したものです。
梅津和時さんからご提案いただいた「だじゃれ音楽」の新曲「まちまちマーチ 待ちくたびれて」も、初体験。これも、面白い。1回やる度に、どんどんパフォーマンスのクオリティが上がっていきます。多分、本人達は自覚していませんが、「だじゃれ音楽研究会」の人々は、即興力、パフォーマンス力、リズム感、コミュニケーション力など、明らかに音楽の能力が高まっています。仲良くなっていることも大きいですが、休憩時間に、何気なく遊びで演奏している即興セッションが、とても良いのです。
「漫画ミュージカル」の挿入歌、「千寿万歳」でも、ちょっと出演する場面があるので、そこも練習。
その後、司会の堀江慶子さんと打ち合わせ。親子向けファミリーコンサートとかの司会はよくやっているが、こんなコンサートは初めてです、と堀江さん。ぼくも、こんなコンサートをするのは、初めてです。3月16日のコンサートは、会場は、東京藝大千住キャンパス第7ホールですが、その音が生中継で、千住の4つの商店街で流れることになりました。また、16:00−17:00の1時間だけですが、駅前のシティビジョンに映像が流れる、ということです。千住の町全体に、だじゃれ音楽が響き渡ります。