野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ケロりんしょう

昨日から、晶文社のホームページの連載原稿を書いておりまして、新幹線の中で脱稿。ダジャレへの思いを書き綴りました。近々、公開予定。

「千住だじゃれ音楽祭」の第1弾「風呂フェッショナルなコンサート」に向けてのダジャレ作曲を日々考えております。「風呂ックンロール」という言葉を思いつきましたが、本日は、新幹線の車内で、「ケロりんしょう」という輪唱を思いつきました。もちろん、風呂桶の「ケロリン」に捧げています。

そして、北千住の東京芸大に到着。演奏者が40人という大所帯な上に、銭湯は響くので言葉での指示が通りにくい。そこで、本日は、コアメンバーで、細かい段取りや流れを確認するミーティング。「ケロりんしょう」もやってみました。これが、なかなか楽しい。

タカラ湯のご主人は、毎回のようにミーティングに参加してくれます。ただ単に会場を提供してくれるという関わりではなく、一緒に考え、様々な提案を受けとめてくれるアートに非常に理解のある方です。プロモーションビデオの中でも歌っておられます。


タカラ湯という場所自体、とても魅力的な建築で、あの場に行くとワクワクします。しかし、それだけではなく、あのタカラ湯のご主人の存在があってこそのタカラ湯なのだ、と思います。千住だじゃれ音楽祭を展開していく上で、このような人と出会えたこと自体が、本当に大きな財産だと思います。

今日のリハーサルには、アメリカ人とフランス人の方の参加もありました。「だじゃれ」というテーマを掲げ、「おやじギャグ」の得意なおじさんをターゲットにしていたため、外国人へのアプローチは、まだ十分できておらず、チラシなども全て日本語でした。アメリカ人の方によると、駅前でチラシを見つけ、それを見て、野村が裸で浴槽の中で鍵盤ハーモニカを演奏している写真に興味を持ち、日本語の分かる人に説明してもらい、ここまで辿り着いたとのこと。意外な反響は、とても嬉しいです。YouTubeの映像をたよりに、歌詞をローマ字に書き起こし(yukatan hanto de yukatao kiteという感じで)、歌を練習してきていてくれて、嬉しい限りです。

「だじゃれ作曲」も試演してみました。ドンドン面白くなってきています。創作楽器のバストロンボーンも面白い。