昨年3月に、浅草のアサヒアートスクエアで、「野村誠×北斎」を開催しました。その時は、北斎漫画に描かれた「木琴、箏、尺八、胡弓」という四重奏の謎から、新しい21世紀の邦楽を想像/創造するプロジェクトで、10曲を作りました。
ぼくが北斎漫画の四重奏に出会ったのが、長野県の小布施町。小布施には、北斎の肉筆画を多数展示する北斎館があり、今年の10月30日に、小布施の北斎ホールにて、「北斎音楽」のコンサートをします。現在、そのための作曲中です。
新作ですが、「野村誠×北斎」の10曲を下敷きにした再作曲です。今回は、小布施町にある北斎の肉筆画のための音楽を作っていきます。既に題材として、
「男浪」
「潮干狩」
「富士越龍」
「鳳凰図」
の4曲を作ることが決まっています。今日は、過去の譜面や録音を聞きながら、絵と音楽をどう関連づけていくかを、ぼんやりと考えておりまして、
「鳥風」+「ODORO ODORO CIRCUIT」→(改訂)→「男浪」
「木琴コンチェルト」→(改訂)→「鳳凰図」
「マイナーバンド」→(改訂)→「潮干狩」
「南の北斎」→(改訂)→「富士越龍」
という方針まで、かたまりました。
ところで、大阪の人って、面白いですねーーー。こんなの見つけた。いつか、あいのてさんとセッションする機会を作ってみたいな。