野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

こんな感じの日々です

現在、同時並行で、いくつかのことをやっております。

1)「音まち千住の縁」というプロジェクトで、東京都足立区の北千住で、音楽プロジェクトをします。北千住は、なかなか銭湯が豊富にあるようで、一昨年、福岡で実現した「お湯の音楽会」を発展させて、是非、実現したい気持ちが高まってきています。(以下の映像は、2年前、福岡での宣伝用に作ったもの)





2)「北斎の音楽」を作曲中です。昨年の「野村誠×北斎」を下敷きに、新たに作曲。編成は、尺八+箏+木琴+イギル(胡弓)という四重奏。10月30日に、長野県の小布施町北斎館で初演します。北斎の肉筆画「潮干狩」を題材にした曲の譜面を書きあげまして、現在は、「鳳凰図」に取り組み中です。(以下の映像は、昨年の「野村誠×北斎」の予告編映像)




3)自作自演するためのピアノソロの小品を、ちょっとずつ作っています。ピアノソロのCDを作ろうと、ゆっくり準備していまして。(ちなみに、以下の映像は、2年前にイタリアの中学校でやったコンサートですが、最後はピアノソロ)。





4)老人ホームREMIX #2「ドキュメンタリー・オペラ」の作曲の準備中。現在は老人ホームで取材中。(以下の映像は、昨年の「老人ホームREMIX #1」より)




5)1月21日に、神戸のジーベックホールで、新作の「ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲」を世界初演する予定。これは、近藤浩平さんとの共同企画。小物打楽器のトリオをバックにしたヴァイオリン・コンチェルト。マレーシア在住のRoss Careyも参加してくれることになっています。これは、まだ手を付けていませんが、11月になったら作曲しようと思っています。ヴァイオリンと打楽器って、ストラヴィンスキーの「兵士の物語」のエンディングを想起しますね。
(以下の映像は、近藤浩平さんの「ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲」)