野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

銭湯混声合唱団

アジア美術館で、「お湯の音楽会」に向けての最終練習。本日は、合唱団。

今日は、しょうぎ作曲で作った方の歌を重点的に練習。前回の練習をもとに、簡単なスコアを書いてきました。本番は暗譜でやりますが、合唱経験のある方などは、こういったものがある方が安心できそうなので。リズムは決まっているけど、メロディーは不明確なところなども、こっちが適当に音符を書き入れていたりするスコアです。それから、前回まではアカペラでやっていましたが、今日から鍵ハモの伴奏つきになります。これは、フロリズム隊と共演することにもなって、もう1曲の「フローリア」がアカペラなので、鍵ハモ伴奏がいいかな、と方針転換。

で、歌いやすいように変えていい叩き台としてのスコアですから、歌いながら、メンバーの歌いやすいようにメロディーが変形されて修正されていきます。で、なんとか通してできましたが、歌詞を覚えるのが大変です(歌詞の応募のあった17人の人の歌詞から、各1行ずつ抽出して作られた歌なのです)。

最後には、実際の大春湯の湯船を想定した配置で、歌ってみました。ぼくは、男湯の湯船で鍵ハモを吹くことに。男湯と女湯の湯船が壁側にあるので、お互いに距離は近く、音が混ざりやすいようです。この歌は、「いいなフロ」というタイトルに。

メンバーからは野村の鍵ハモ演奏に質問がいろいろ飛び交い、途中は鍵ハモの奏法解説などもしました。

後半は「フローリア」を練習。こちらは、歌詞が単純なので、いい感じに歌えるようになってきました。「いいなフロ」は地声で歌って、「フローリア」の方は、西洋風の発声で歌うようにしています。銭湯では教会のように響くので、もっと美しくなるでしょう。

ということで、いよいよ「お湯の音楽会」10月31日@大春湯
詳細は、こちらです。14時〜と16時〜の2回公演。お客さんは基本は脱衣場から鑑賞の予定。濡れてもいいという方は、洗い場でも鑑賞可です。まだ、予約も間に合います。どしどし、どうぞ。詳細は、

http://www.ft2009.org/jpn/boshu4.html

明日は、アートスペーステトラにて、野村誠鍵ハモソロ+野村誠作品の音源紹介イベントです。ドリンク付で1000円。福岡の方、ぜひどうぞ。

http://www.as-tetra.info/archives/2009/091030162325.html