二子玉川に片岡祐介＋岡野勇仁＋えびこヌーベルバーグのライブを見に行きました。
行くと、予想外に、１曲目が、野村誠作曲の「てぬき NO NOTES」でした。この曲は、強弱と拍子記号と小節線だけがある曲で、実際、どんな音符を演奏するかは、すべて演奏者に委ねられているのですが、えびこヌーベルバーグさんが、「やさい」、「だいすき」、、、、などと言葉をあてはめて、それに強弱をつけて、雰囲気いっぱいに朗読で演奏しているのが、とてもよく、この曲の可能性を、また引き出された感じがして、作曲家としては感無量でした。
後半に、即興演奏に合わせて、えびこさんが「ガラスの仮面」のマンガを朗読する、というのがありました。これは、実は、徳久ウイリアムが宮田篤のマンガを朗読し、野村誠が即興でピアノを弾く、というのを、２００６年の取手福祉会館で、２００７年にBankARTでやりましたが、客で体験するのは初めてでした。宮田くんのマンガは展開が予想外なので、演奏している方も、演奏しながら、予想外の展開に対応しながら演奏しましたが、「ガラスの仮面」は、展開が全部予想できるストーリーが面白いので、演奏者は、ストーリー展開に驚きながら演奏するのとは、また違ったものなのだろう、と思いました。
