野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ノムラノピアノ@両国門天ホール

13時に、両国門天ホール入り。16時まで3時間、黙々とピアノの個人練習。
16時から、岡野勇仁くんと2台ピアノの合わせで、3曲合わせる。「ナマムギ・ナマゴメ」の譜めくりは、作曲家の鶴見幸代さんと打楽器奏者の片岡祐介さんという豪華メンバー。その後、野村ソロのピアノ譜めくりを鶴見さんにやっていただいて後、新倉壮朗くんと2台ピアノの即興を試し、タケオくんは数週間前に山下洋輔さんと共演したために、時々、山下洋輔風になる。17時半頃、一段落したので、ちょっとだけ片岡さんと2台ピアノの即興。来年のフェスティバルで共演の予定。ちょっと休んで後、タケオくんと違ったテイストで即興。結局、5時間くらいピアノを弾き続けて、良い感じでリハーサルできました。

本番は、チケットの売り上げが悪く、寂しい会場になるかと懸念されましたが、当日券でたくさんの方が来ていただき、助かりました。1曲目の即興演奏は、30分近くソロで演奏しまして、演奏の最後には、「すもう、すもう、やすもう、すもう、すもう、すすもう、すもう、すもう、どこにすもう、すもう、ものもうす、すもう」と即興で歌いながら弾きました。タケオくんとの即興デュオは15分程度のスリリングな2曲。休憩後は、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の紹介、野村のソロを経て、岡野くんとのデュオ。「日本センチュリー交響楽団のテーマ」と「おっぺけぺーの種を蒔け」を楽しく演奏して後、鶴見さんに「にーしーーー、おかのーーー」「ひがーーーぃしーー、のむーーーらーー」と呼上げてもらって後、「ナマムギ・ナマゴメ」を演奏。岡野くんと相撲をとってるかのような演奏。アンコールで、「DVがなくなる日のためのインテルメッツォ(間奏曲)」をソロで演奏して後、タケオくんの即興ピアノに、野村、岡野も即興ピアノで、さらに、片岡さんにも加わってもらい、8手ピアノ。最後は、野村が四股を踏み、古式土俵入りの動きで指揮をして後、非常にはじけた即興演奏とコンサートが終わる。

興奮しながら、さいたまに戻る。皆さん、どうもありがとう。