野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

鍵ハモサミット@四谷カノンホール(コア石響)

来月、帰国して最初にあるイベントは、これです。
本日、オーストラリアのDavid Kotlowyからも、新作を書いたとの連絡が入りました。


● WINDS CAFE 143 in 四谷 ●

http://www.st.rim.or.jp/~mal/Cafe/
【Melodica Summit in Tokyo】

出演:野村誠・赤羽美希・正木恵子・渡邊達弘(鍵盤ハーモニカ)
2008年11月16日(日) 
カノンホール(コア石響) 東京都新宿区若葉1-22-16 ASTYビル地階 Tel:03-3355-5554
入場無料(投げ銭方式)
※出入り自由ですが、できるだけ開演時刻に遅れないようご来場ください。

13:30 開場
14:00 開演
16:00 パーティー+オークション


▼プログラム

野村誠 鍵ハモソロ
(以下、鍵ハモトリオ/カルテット)
鶴見幸代「おほほ」
田中吉史「うろおぼえの旋律とコラール」
近藤浩平「ふがいない戦士達」
寺内大輔「林道」
Soe Tjen Marching「The Bear’s Company」
David Kotolowy 新作
坂野嘉彦「あなたと私の体操詩集」
野村誠「FとI」
ほか


 今年の7月にベルリンで開催した「Melodica Summit」では、野村誠の鍵盤ハーモニカソロ、鍵ハモとパーカッションのセッション、鍵ハモとlaptopのセッションなど様々な鍵ハモの可能性を提示し、成功を収めました。
 今回は、東京版の「Melodica Summit」ということで、野村誠の鍵ハモソロ。また、現代作曲家が作曲した鍵ハモトリオ、鍵ハモカルテットを次々に演奏します。
 鍵盤ハーモニカの可能性を提示すると同時に、現代の最も意気のいい若手作曲家の作品を紹介します。

▼プロフィール

野村誠(のむら・まこと):作曲家、鍵盤ハーモニカ奏者。1968年生まれ。現代音楽、民族音楽、ジャズ、ロック、などを通過した上で、現代日本に置ける最先端の音楽のあり方を追求している作曲家。鍵盤ハーモニカ・オーケストラ、しょうぎ作曲、演劇交響曲、動物との音楽、など、独自の音楽論を展開し、ユニークな作品を発表している。また、90年代初頭より、子どもやお年寄りなどとの共同作曲を行った先駆者で、ワークショップのあり方をラディカルに提案し続けてきた。2006年4月〜2007年3月まで、 NHK教育テレビで放映された「あいのて」を監修し、自身も赤のあいのてさんとして出演。ペットボトル、ストロー、石、レジ袋など、さまざまな素材を使っての斬新な音づくりが反響を呼ぶ。著書に『即興演奏ってどうやるの』(片岡祐介と共著、CDつき/あおぞら音楽社、2004年)、『老人ホームに音楽がひびく』(大沢久子と共著/晶文社、2006年)、『音・リズム・からだ』(林加奈鈴木潤との共著/民衆社、2005年)などがある。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~nomu104/

● 赤羽美希(あかはね・みき):音楽家東京藝術大学大学院音楽研究科修了。現在は、「うたの住む家プロジェクト」「ザウルスの音楽ワークショップ」など、ワークショップを通じて、様々な立場の人と音楽作品を製作し、発表するプロジェクトを企画・実践している。ピアノ、鍵盤ハーモニカ、アイリッシュ・ハープ演奏の他、ダンス・演劇のための音楽の作曲を行う。即興からめーる団共同主宰(赤羽美希+正木恵子)。
http://utanoie.is-mine.net/

● 正木恵子(まさき・けいこ):打楽器奏者。名古屋市立菊里高校音楽科を経て、現在日本大学芸術学部音楽学科弦管打コース打楽器専攻4年在学中。打楽器や鍵盤ハーモニカ演奏の他、劇音楽の生演奏や、コンテンポラリーダンスとの共演等、他分野とのコラボレーションにも携わっている。赤羽美希と「即興からめーる団」という音楽ユニットを組み、「うたの住む家プロジェクト」等を企画しワークショップやライヴを行っている。打楽器アンサンブル「どってん博物館」メンバー。

●渡邉達弘(わたなべ・たつひろ):打楽器奏者。日芸音楽学科打楽器専攻を卒業。打楽器を有賀誠門、新井汎に師事。在学中、ソリストとして定期演奏会に2度出演。また作曲にも取り組んでおり、新作室内楽定期演奏会で作品を発表。現在は同大学の院に在籍。愛称は「ボブ」。打楽器アンサンブル「どってん博物館」副館長。「うたの住む家」プロジェクトスタッフ。
http://homepage3.nifty.com/bob/

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 WINDS CAFE とは、1997年1月から、川村龍俊が、音楽を中心に美術演劇映画などさまざまなジャンルの方々に企画していただきながら続けている、イベント+パーティーです。

 いわゆる「オフ会」ではありません。

 基本的に入場料は無料、出入り自由で、パーティーでの飲食は参加者のみなさまからの差し入れを期待しております。

 ご来場にあたって予約は必要ありません。

 WINDS CAFE のコンセプトは、「好きなことやものを楽しんでいる人と一緒にいるのはなんて楽しいことだろう」です。出演を依頼するときには、このコンセプトを共有していただけることが条件になっています。

 第1回から第120回までは現代陶芸家の板橋廣美氏の私邸である東京吉祥寺の空中庭園 WINDS GALLERY を、第121回から第135回までは建築家藤村貞夫氏の私邸である東京三軒茶屋の住宅街の隠れ家レンタルスペースSFを、第136・137回は現代美術コレクターの増井常吉氏の私邸である住宅街の秘密基地 MACA GALLERY を会場として行ってきましたが、2008年6月の第138回以降は、内容によって最適な場所を選んで開催します。

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 それでは2008年11月16日(日)に四谷でお目にかかりましょう。