白井剛くんとの公演「ザコ」は8月4・5日、世田谷のシアタートラムです。久しぶりに白井くんとの練習です。思いっきりカラダを動かして演奏しました。
白井剛と野村誠のデュオダンス、音は全くないけれど、これは音楽でもあるのです。こちらは、ダンスのボキャブラリーが皆無ですが、中途半端にうまくならずに、自分の動きをダイレクトに出せるように、練習しています。
フィジカルピアニストは、本当に面白いです。振付であり作曲で、音楽でありダンスである。そういうことが、実現できています。白井くんは、これをダンスとして、演出・振付していくので、ぼくは、音楽として、その振りで動く中で、音の魅力を最大限に引き出す工夫をしていこうと思っています。
ピッチャーの動きだけでも、相当練習しました。毎回、同じピッチングフォームで投げて、鍵盤で同じ和音を同じように演奏できるかというと、これが微妙に難しいのです。野球のピッチャーがコントロールに苦しむ気持ちが、初めて分かりました。