野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

良いお年を!

えずこホール、一気に進展。今日を最後に1月20日まで来られないので、今後3ヶ月間の仕事を割り振る。

第1幕を創作する演劇ディレクター:倉品淳子さん
第2幕を創作する演劇ディレクター:柏木陽さん
第3幕を創作する演劇ディレクター:わたなべ・なおこさん
第4幕を創作する演劇ディレクター:明神慈さん

と割り振り、それぞれをワークショップで住民の人々と1月半ばまでに作ってもらう。

一方、

坂野嘉彦さんが編曲するのが、テーマ曲(吹奏楽)、テキストのたね(吹奏楽)、たいにいず(ギターオーケストラ)、たけやぶた(児童合唱)

鶴見幸代さんが編曲するのが、幻覚コンチェルト(吹奏楽)、テキストのたね(吹奏楽)、テーマ曲(ギターオーケストラ)、たけやぶた(児童合唱)

寺内大輔さんが編曲するのが、たけやぶた(児童合唱)

と分担。

曲の譜面は12月上旬にあがり、12月から各楽団が練習を開始。演劇は1月半ばにシーンが完成。ダンスも1月半ばには、たくさんのピースがあがってくる。また、ワークショップ参加者で、バンドとしてのグルーヴを高めてもらう。

というわけで、ワークショップでは、昨日の続きで1幕のシーンをやりました。演劇、音楽とも、少ない準備でも、応用力があって、表現力もあって、日々、面白さが増しています。

そして、しょうぎ作曲で幻覚コンチェルトの原曲を作りました。本当に幻覚のような曲でした。

あとは、公演タイトルを決めたかったので、みんなから言葉をもらいました。みんなの気持ちはよく分かりました。どれもタイトルとしては、弱いものですが、この気持ちをもとに、ぼくが近々叩き台を出していくつもり。

わたなべ・なおこさんとの3日間は、相当面白かったです。倉品さんが、天才肌と評価し、是非野村さんと一緒にやるといいと薦めてくれたのですが、倉品さんの筋書きがうまく作用した3日間でした。そして、倉品さん、柏木さん、明神さん、わたなべさんの4人の演劇が、全く違う個性を放っているので、4幕を4人に振り分けようという気になりました。

これに比べると、音楽作曲の振り分けは、ちょっと混ざりすぎかなぁ。もう少し悩もう。

では、えずこの皆さん、良いお年を。3ヵ月後が楽しみです。

ちなみに、昨日の様子、藤浩志さんのブログにコメントや写真いっぱいあります。
http://geco.exblog.jp/