ＮＨＫの番組で毎週のように放送される予定の曲「ワニバレエ」は、野村誠＋Hugh Nankivell+林加奈＋平盛小学校の子どもたち、で作詞・作曲した歌だ。とすると、この歌の著作権は、この４者にある。
だから、ここで発生する著作権使用料は、この４者に還元されるべきなのだが、ぼくは、ヒューと加奈ちゃんに了解をとって、このお金は全部、子どもたちに還元されるようにすることにした。
かと言って、ワークショップに参加した子どもたちにお金を分配するのではなく、これから、平盛小学校でワークショップをするためのお金などに当てられないか、と考えたのだ。
平盛小学校は、低所得者と認められた人が住んでいる公営住宅に住む子どもだけが通う小学校で、芸術鑑賞会をやるＰＴＡ予算もないので、他の学校のような芸術鑑賞会もない。だったら、「ワニバレエ」の印税で、芸術鑑賞会ができたり、アートワークショップができたら、どんなに素晴らしいだろう。
そう考えたら、「ワニバレエ」が爆発的にヒットしたら、日本のあちこちの学校にアーティストが出向くプロジェクトを支えることができるかもしれない。そんな夢みたいなことが、思い描かれた。
ＮＨＫの全国放送１回分の印税は大したことないかもしれないけど、それが、週２回で４０週あれば、単純計算で８０回分の印税になる。「ワニバレエ」基金、ちょっと真面目に考え始めよう。子どもたちとアーティストが作った歌で、子どもたちとアーティストのためのプロジェクトの予算を捻出できたら！
考えただけでワクワクしてきた。
